吉村知事 変異株“家庭内感染ほぼ全滅…”(日本テレビ系(NNN))
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長めの(約6分)の報道ですがなかなか興味深いものでした。これを見てますます行政が何をやりたいのかがわからなくなってきました。
見出しの吉村大阪府知事による「変異株家庭内感染ほぼ全滅」という発言。これは見出しがややミスリーディングですよね。吉村知事の発言の趣旨は「変異株の家庭内感染が完全に撲滅できる」という意味ではなくて「変異株が家庭内に持ち込まれると全滅するしかない」という重大な警告です。家庭内感染の脅威をはっきり認めたのは立派だとは思いますが。
思い起こしてみれば変異株が猛威を奮っている欧州では日本では考えられないほど厳しいロックダウン=都市封鎖が行なわれていました。集会禁止や外出制限や移動制限や学校閉鎖など。それでも変異株による感染爆発を防ぐことは出来なかった。吉村知事の認めるように家庭内感染が要因だったからです。
そうだとすると吉村知事の発言に疑問を感じざるを得ません。
欧州の厳しいロックダウンによってすら防ぎきれなかった変異株による感染爆発は吉村知事も認める家庭内感染によってもたらされたものでした。ところがそれを承知の上で吉村知事を始めとする大都市圏の知事は「マンボー」による「飲食店への時短強制」と「飲食店への見回り監視」で対応しようとしている(いた)のです。
どれほど飲食店に感染防止政策の結果責任のすべてのケツ持ちをさせようとしても変異株ウイルスはそんな政策を忖度しません。厳しいロックダウンをしてすら感染爆発を防げなかった欧州を見れば飲食店にケツ持ちさせるのではなく「人流を抑えてひとびとの接触機会を減らし変異株を家庭内に持ち込むことによる家庭内感染の原因を減らす」ことと「ワクチン接種を進める」。この合わせ技しかないじゃないですか。
今後に注目です。
注目のコメント
打ち手は限られています。都や府が、初めから国を突き上げ続けることをどの程度して来たか分かりませんが。
戦後民主主義の問題点を乗り越えられるなら、直ぐに欧州的な強権発動によるロックダウンをすべきでしょう。しかし、無理でしょうね。
だから、総力を挙げて、とにかくワクチンを掻き集めるしかないんですよ。変異株にどこまで有効かは判らないですけど。しかし、これも既に政治経済共に遅れをとっている我が国では困難…
グローバル企業やネチズン(まだ無理ですね)にどれぐらい期待できるのか。