米小売売上高9.8%増 3月、経済対策が押し上げ
コメント
注目のコメント
コロナ自粛後の、いわゆる「リベンジ消費」始動ですね。3/11の決定から2週間程度という早ワザで送付が開始された最大1400ドルの給付金に加え、コロナ禍で昨年3月以降に貯まった預金は、企業と個人の合計で2.8兆ドルと、米国のGDPの13%にも上ります。
今朝見たニューヨークの映像でも、街にはだいぶ人が出てきているようです。米国では空前の消費ブームが始まりつつあるのかもしれません。生データ見ても、なんじゃこりゃという強さ!自動車とかガソリンとか除いた数値とかを見てみても強くて、全般に強い。
https://www.census.gov/econ/currentdata/dbsearch?program=MARTS&startYear=1992&endYear=2021&categories=44X72&dataType=SM&geoLevel=US&adjusted=1¬Adjusted=1&errorData=0今回の米小売売上高は2000年~の長期で見ても過去トレンドを上回る伸び。自粛からのリバウンド消費でしょう。米国消費増は米国内だけではなく、貿易を通じてグローバルに影響します。日本だと製品輸出だけでなく、米国輸出品をつくっているアジア地域への機械(設備投資)や電子部品・機器の輸出へもポジティブです。貿易統計3月中旬速報ではまだ戻りは弱いですが、対米国の主力製品の自動車の戻りに期待です。
なお米国内のワクチン接種はフロントライン(医療事業者)からスタートし、現在は高齢者だけでなく一般成人も接種。2割以上が接種を完了。日常を取り戻しつつあります。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-vaccine-status/