[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は14日、利上げにコミットする前に量的緩和策の縮小に踏み出すとの見解を示した。

パウエル議長はワシントン経済クラブのインタビューで「昨年12月以降、目標に向けてさらなる著しい進展を遂げた時点で、資産買い入れを縮小する時期に到達する」と指摘。決議したわけではないとしつつも、債券購入の段階的縮小が「利上げを検討する時期よりもかなり前になる可能性が高い」と語った。

バランスシート縮小に関する決定は「今後行われる」とする一方、将来のある時点で積極的に証券を売却し、バランスシートを縮小させる可能性は否定した。

FRBは2014年に政策の「正常化」に乗り出した際、当初は満期を迎える証券の再投資によってバランスシートの規模を一定に保ち、その後バランスシートの縮小に着手した。

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