松山英樹、凱旋会見一問一答 勝因は? 笑顔のワケは? 「何をやっているんだろうと」
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松山選手の記者会見は日本男子ゴルフ界への追い風を期待する姿、そしてマスターズ前週でのイライラ感からキャディー(早藤さん)へ当たるなど素直に語った内容の記事でした。
彼のマスターズ優勝で他競技へ大きな激震を生んだと思います。
注目のコメント
ゴルフは自分との戦いとよく言われます。
過去の自分に打ち勝ち、自分の心をどうコントロールするか。
ゴルフは孤独な戦いであり、自己研鑽によってのみ勝利を手にできる。
果たしてそうだろうか。
東北福祉大学ゴルフ部に偉大な先輩に憧れた青年がいた。
全国中学校ゴルフ選手権3位という実力の持ち主である青年は夢を追いかけ、プロとなりPGAツアーチャイナにも参戦した。しかし2019年、シード権を喪失してしまう。
夢がかすみ、悩む青年に憧れの先輩が声をかける。
「俺を支えてくれないか」
日本人初のメジャー優勝を目指す憧れの先輩も苦悩していた。
スイングオタクとも言われるほど、強いこだわりを持つゴルフ理論。
自分の理論が確立していなければ、他人の理論を受け入れる立場にはなれない。度を越えた真面目さがメジャー勝利への障壁なのか。
「自分がコーチするプロが、4大メジャーで優勝することが目標」
大学卒業後米レッスンプロの資格TPIレベル3を取得した目澤秀憲。専属コーチを務めていた選手が渡米していたところに、運命の声がかかる
「よかったら、こっち(PGAツアー)にきてみないか?」
PGAツアーに参戦する松山英樹は目澤と会う事で転機を迎える。
松山は目澤とのふとした会話から「忘れていた感覚」を再認識させられる。
そして頑なに冷やし続けたゴルフ理論が一気に氷解し、
心の隅で春を待っていた「忘れていた感覚」がついに芽吹く。
日本人初のマスターズ優勝。
松山英樹は決して一人では遥かなる頂きには到達出来なかった。
新たな視座を教えてくれた目澤コーチや様々なサポートをしてくれた人達。
そして選手としてプレーするのではなく、先輩の夢を叶える事が自らの夢となった青年。高校大学と同じ学校で後輩として見てきたからこそ出来るキャディー以上のサポート。
世界で話題になっているシーンがある。
松山英樹がウイニングパットを決めた後、ピンをカップへ戻すキャディー。
ピンを戻した後に自然と出たお辞儀に世界から賞賛の声が響く。
青年の名は早藤将太。
学生時代から松山英樹を知っており、彼の夢を叶える事が夢となった。
そんな後輩、早藤将太だからこそ出た必然の一礼だったのではないか。
「憧れの先輩を勝たせてくれたオーガスタへの感謝」
ゴルフは決して一人でやるスポーツではない。