2021/5/4
【澤 円】「プレゼンの神」がマイクロソフトを辞めた理由
マイクロソフト時代に、ビル・ゲイツの名を冠したMVP賞を受賞するなど圧倒的な成果を上げ、「プレゼンの神」と慕われる澤円氏。
2020年10月に独立した後も、多業種からオファーが絶えない「個人力」を発揮している。
自身のことを「ポンコツ」と自虐するが、実はそこに強みの源があるという。澤氏のキャリアの拓き方に迫る。(全7回)
2020年10月に独立した後も、多業種からオファーが絶えない「個人力」を発揮している。
自身のことを「ポンコツ」と自虐するが、実はそこに強みの源があるという。澤氏のキャリアの拓き方に迫る。(全7回)
INDEX
- 2020年、マイクロソフトを退社
- 25年ぶり2回目のリセット
- 自由と居心地の良さを実感
- 1回目のリセットが転機になった
2020年、マイクロソフトを退社
昨年、22年11カ月間勤めたマイクロソフトを辞めました。
ありがたいことに、辞めてから一層忙しく、気合いの入るオファーを続けていただいています。
一つの業界に20年以上居続けると、独立後も狭い領域での活動に限定されがちなのかもしれませんが、僕の場合は同業種はもちろん、医療系ベンチャー、伝統的日本企業、自治体など、幅広い分野からお声がかかり、素直に嬉しいです。
顧問先は現在決まっているだけで9社になりました。
僕は長らく「ロン毛でプレゼンがうまい人。しかも、マイクロソフトの会社員」というアイコンで知られてきました。この見た目との掛け合わせで、「プレゼンの神」と呼ぶ人もいます。
僕がロン毛になった経緯は後でお話しするとして、とにかく僕はこのアイコンの一部であった“会社への所属”をやめたわけです。
ただし、会社が嫌になったという理由でこの選択をしたわけではありません。