どうも、えんどう @ryosuke_endo です。

珍しく標語についての雑談なのですが、ボクはSDGsって取り組みを懐疑的に見ているのですが、その辺りを書いていきます。

SDGsって取り組みがあるのだけど

なんとなく聞いたことがあるけれど、よくわからない！なんて人もいると思いますから、簡単に説明をします。

SDGsが何かといえば、2015年9月に国連サミットで採択されたSustainable Development Goals（持続可能な開発目標）の略称です。

2015年から（今後）15年間で貧困、福祉、教育、ジェンダー、エネルギー、水、気候変動、環境問題、平和など全世界で達成すべき17のゴールを表したもの。（詳細は以下に外務省のサイトリンクを貼っておきますので、そちらを参照ください。）

日本でも2020年7月1日からレジ袋が有料化されたのは記憶に新しかったりしますが、それ以前から上に書いたSDGsって合言葉を元に持続可能な開発目標を！と外務省をはじめ、経済産業省も含めながら動いていて、最近は特に2030年まで10年を切ったこともあり、鼻息が荒くなってきているわけです。

日本の企業でもSDGsって名目を謳いながら事業をしている企業も増えてきていますし、それとなく聞き及んでいる人も増えてきたのかな、なんて話だったりするわけです。

日本でレジ袋を減らしたからって影響あるのか

いわゆる海洋汚染の原因だと見られているのは、生態系を崩してしまう可能性が高いプラスチックの生産量に比例すると見られていて、その生産量は過去50年間（1950年から）で20倍に増えたとされています。

たしかにプラスチックの生産量自体が増えれば破棄するゴミが発生することは明白なわけですが、ゴミの発生量が多い国はどこなのですかってのを調べてみると出てきました。

少し古くなってしまいますが、2016年に環境省の大臣官房審議官である早水さんが書かれている『海洋ゴミとマイクロプラスチックに関する環境省の取組』内に2010年時点での年間発生量を推計ながらまとめてくれています。

これをみると、中国やインドネシア、フィリピンなど東・東南アジアの国が1〜4位までを独占しており、急激な工業発展を遂げている国々から出ているゴミの量って半端じゃないんですね、なんて感想を容易に抱いちゃいます。

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日本が全くプラスチックゴミを排出していないのかと言えば、それはあり得ないわけですが、アメリカの二分の一弱ほどですし、中国と比較すれば六十分の一ほどでしかなく、シャカリキになってビニール袋を減らしはじめたとして、どれほどの効果が得られるの？って考えると、期待するほどの効果は得られないのではないかなぁ...と考えてしまいます。

日本でのプラスチックゴミを規制するよりも遥かに中国やインドネシアなどに規制をする方が成果として出やすいはずですし、むしろ一丁目一番地ってやつなのではないかな、と。

石炭需要は中国を中心としたアジアで圧倒的に増加

二酸化炭素が地球温暖化によくないから減らすんだ！みたいな動きについても見ていくと、二酸化炭素の発生って石炭で発電する国が多く出してることになるじゃないですか。

火力発電は石炭を使いますし、石炭を燃やすと二酸化炭素が発生するってのは小学校の理科で習うものですから至極単純な構図です。

経済産業省が出している資料を探ってみると、以下のようなデータが出てきましたので見てみると、OECD加盟国と非加盟国との比較をしているわけですが、この中でアジア地域における石炭需要が2000年から2013年で圧倒的に増えているのが判ります。

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ここでも、結局のところ、中心となるのは中国を中心とした東・東南アジアだってことになるわけです。

Goalは中国の規制なんじゃ...

ここまでビニール袋問題や、よく耳にする環境問題ってやつを簡単に見てきましたが、サラッと見ただけでもSustainable Development Goals（持続可能な開発目標）のGoalは「中国の規制じゃ...」なんて思うわけです。

プラスチックゴミも二酸化炭素の排出量でも中国が圧倒的に多いわけですからね。さらにいえば、PM2.5なんて中国で石炭をバンバン焚いて発生しているのに、そのおかげで日本が困ってるっていうオマケまでついてます。

規模的な面を考えれば、全体主義的に取り組んでいくことは否定しませんが、それにしても初めにやるべきことがあるだろう...と。

また、国連としても中国に強めに出ればいいじゃんって思うのですが、どうやら経済的な大国は覇権的な強みも持っているのか文句を言われない立場を保持している様子。

はてさて、そんなこんなを見ているのでボクはSDGsには懐疑的なのですって内容でした。（他にもみるべき点はありますが、とっかかりやすいところを書かせていただいてますので悪しからず、です。）

ではでは。