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東芝はハゲタカ外資の餌食なのか

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    日本協創投資株式会社 代表取締役社長

    とても分かりやすくて客観的な記述でした。
    もう「ハゲタカ」はやめましょう(苦笑)。

    ひとつだけ気になる記載が下記の抜粋部分です。
    短期売買で利益を上げるファンドは別として、普通のPEファンドは会社から過度に資金を吸い上げることはやりませんし、企業価値を上げるために必要な成長投資は行います(むしろ促す)。また、事業売却やリストラも、状況によっては敢行しますが、それだけでPEファンドが投資家に期待されているリターンを実現できるようには思えません。

    たしかに、キオクシア株式の売却をやればある程度「ボトム」は固められるようにも思いますが、直観的には、それだけではPEファンドとして求められるリターンは実現できないように感じます。
    企業価値を上げていく活動をできないPEファンドはいずれ淘汰されていくと思いますし、伝統と実績のあるCVCが単なる解体的方法だけを考えているとは思えないところです。

    (抜粋部分)
    CVCの買収提案は「東芝を非公開化して企業統治を見直し、企業価値を高めた上で約3年後に再上場する」という内容です。これは借入金等で調達した資金で東芝を買収し3年後に再上場してその株式を市場売却すると、借入金に金利をつけて返しても、さらにおつりが来るほどファンドに多額のキャピタルゲイン売却益が見込めることを意味します。それを実行するには、恐らく保有するキャッシュを成長投資に振り向けるのではなくファンドに還元する必要がある、つまりアクティビスト・ファンドとやることはそれほど変わらないのかもしれません。再上場でCVCが儲かるとしたら、それは非公開化後の3年間で企業価値を劇的に引き上げる必殺技を隠し持っているからというより、買収価格が低すぎるか買収後にさらなる事業売却等のリストラを行なってコスト削減するつもりなのか、のどちらかである可能性が高いと思われます。


注目のコメント

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    一般社団法人 FutureEdu 代表理事

    良記事ですね。日本の大企業は昔は持ち合いなど国内での保有株が多かったと思うので、株主還元よりも成長を優先する資本利用がしやすかったと思いますが、外資系ファンドは一定の時間軸で、ある程度以上のリターンを期待する、正にハイリスクハイリターン型なので、そのお金を受け入れて、早期返済の条件がない限りは難しいシナリオですよね。

    ハゲタカという表現は個人的には好きではないですが、資本主義の論理の中で資金調達をする場合には、どういうお金にはどういうメリットデメリットがあるかを吟味しないと後が本当に大変ですよね。。。


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    (株)インテグリティ 財務戦略アドバイザー/EFFAS公認ESGアナリスト/代表取締役

    スーパーエクセレントな記事です。心して拝読しました。

    株式の資本コストって借入金の金利と違って目に見えないので理解しにくいんですよね。今回の東芝のすったもんだの事例で資本コストの概念がよくイメージできると思います。


  • 元証券マン(京都市在住) 証券アナリスト資格

    東芝の場合、上位株主がゴールドマンやSMPパートナーズなどの名義になってます。
    その中でGS分は名義だけで、実際の保有者は別のはずです。

    こういった場合、TOBなどが行われやすいことになりますね。

    しかし東芝の創業から見ていくと、この10年ですっかりその姿が変わってしまったといっていいでしょう。
    それほど2006年に原発事業としてウェスティングハウスをMAした事が、致命的なミスだったと言えます。

    過去を振り返ると、東芝の創業は、カラクリ儀右衛門の通称で有名な田中久重が、1875年に銀座で電信の事業を始めたことからです。
    そして第二次世界大戦後、高度成長期には白物家電(洗濯機・冷蔵庫など)の多くを国内初で販売するなど新しい事業を手がけるパイオニアでもありました。
    その後DRAMやフラッシュメモリで先駆し、その先進性を遺憾無く発揮してきたということです。
    しかし1990年代以降は、日本のどの電機メーカーと同じく中韓企業に様々な分野で競り負け、賭けに出た原発事業が企業の存続を危うくするほどの失敗となりました。

    それでも様々な努力で何とか持ち堪えてきたのですが、やはりコロナショックは同社にとって大きなダメージになり、現在に至ったということです。

    しかし不思議なのは、そこまで東芝を買収するほどの魅力があるかどうかです。
    事業計画を見ると、政府のCo2ゼロ政策で風力発電重視が打ち出されたことで、同社が注力するとしてますが、この分野は既に首位のデンマークのベスタスからシーメンス、チャイナのゴールドウィンドとエンビジョン、GEの5社で、70%近いシェアと実績を持っています。
    結論ですが、ここは東芝の実力では無理があります。

    多分欲しいのは、量子暗号なんでしょうね。
    このまま東芝が成功すれば、この分野はマイクロソフトのWindowsのような存在になるでしょうからね。


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