野村、ヘッジファンド向け資金提供を厳格化-アルケゴス損失受け
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注目のコメント
「例外を認めていた一部顧客に対し、レバレッジを抑制するなどの対応策を講じる」
これが最大の疑問です。得意客を特別扱いしないことが大口リスク管理の基本。そんなことは当然知っているはずの投資銀行がこれを守らず営業を優先してたとすれば、本件にかかわらず、さまざまなリスク管理態勢を見直す必要があるのでは…①の「クレディS取締役会、アルケゴスのリスクを知らされず」という記事でもコメントしたが、リスクポリシーが重要。
『これまでマージンファイナンシングの制限で例外を認めていた一部顧客に対し、レバレッジを抑制するなどの対応策を講じる。』とあるが、この例外自体もポリシー内だったのか。ポリシー内であれば、インシデントをうけた例外ポリシーの見直しだし、そうでなければそもそも内部管理の問題。
フィーの前で管理部門が弱くなりがちなのも、こういうのがあると「全部見直せ!」議論が出てくるのも、過去にも起こっていたことで歴史は繰り返す(②、③)。
①https://newspicks.com/news/5759141
②https://newspicks.com/news/5723940
③https://newspicks.com/news/5751040投資銀行業界の流通市場ビジネスはファンドのパッシブ化や全体としての手数料率低下により、プライムブロカレッジに活路を見出してきた部分があります。
一方で、クレジットラインに関する例外措置を設けるなど、無理も目立ってきました。与信管理を厳格化するのはこうした目立った事案が浮上する中では当然の流れでしょう。