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最大最悪になると懸念される第4波の到来、ワクチン接種の冗談のような遅れ。私がニューヨークタイムズの記者で「デスクに何か書け」と言われたら、こう書くしかないと思います。私は五輪開催派でもなんでもありませんが、その意味で、この記事自体はあまり気にすることはないと思います。ニューヨークタイムズは昨年のダイヤモンドプリンセス号をめぐっても日本の対応を酷評していました。ほどなく日本の対応が成功し、逆にニューヨークがとんでもない事態になったのはご承知の通りです。
それはそれとして、この第4波は展開次第では、日本の五輪開催への暗雲であることは間違いありません。医療崩壊が起きている傍らでスポーツの祭典は似合いません。日本は難しい判断を求められると思います。同時に、池江璃花子選手や松山英樹選手の活躍は、スポーツに社会の空気を一変させる力があることを改めて教えました。重ねて思いますが、難しい判断です。
いまの国務省とNYタイムズは、厳しめのスタンスが同じように思いますが、ホワイトハウスはもう少しニュートラルだと思います。その意味で今週の日米首脳会談での言及有無は注目だと思います。バイデン大統領がラジオインタビューで語った「科学的根拠に基づく」という言い回しがずっと気になっています。

その意味では、安倍首相が言った福島原発の「アンダーコントロール」について、きょう決定の汚染水放出についての説明を求められる可能性もありそうです。
英米並みにワクチンの接種率が進んでいれば、最悪のタイミングじゃなかったんですけどね。
元のNY Timesの記事をPickしてコメントしました。
"The timing remains awful." と書かれていますね。記事内でも言及されている国内のワクチン接種が進んでいれば少し救いだったのでしょうが、アメリカに比べてもかなりビハインド。その背景を考えると、このNYT記事も一意見として理解できます。今後挽回できるのかどうかは、fingers crossedとしか言えないですね。。
自分の国では野球のMLBもバスケのNBAもテニスのATPとWTAもやっているんですが、それはよくて五輪はダメというのはなぜなのか、しかも感染者数も死亡者数も桁違いに米国の方が多いのに。とんでもないダブスタな記事。