NHKの聖火配信から音声消され、抗議へ 「五輪反対」
朝日新聞デジタル
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ここんところ日本近代史の新書通史シリーズを読んでるが、明治天皇の地方巡幸(行幸)と聖火リレーがものすごくダブって見える。全国を練り歩いて国民の歓迎と称揚を集め、地方津々浦々に国家一丸とならんとする空気を醸成する。聖火リレーというのもまた、主体を天皇から国民に差し替えた、民主時代にフレームを移し替えた行幸と同様の機能物なのではと。してみるとこんなニュースも「天皇行幸と機能的には一緒」という受け止めから、まあこういうこともありそうだなと思ってしまう。
結局「オリンピック」という建前は、非政治性というお墨付きのおかげで大っぴらに国威発揚ナショナリズム万歳モード発動チャンス、という使われ方をする宿命にあるのかもしれない。昔の東側諸国が、国ぐるみでドーピングしまくってメダル狩りしてた歴史なんかもダブる。