JRA給付金不適切受給 170人処分 調教助手3人出勤停止

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日本中央競馬会(JRA)のロゴ=中嶋真希撮影
日本中央競馬会(JRA)のロゴ=中嶋真希撮影

 日本中央競馬会(JRA)の厩舎(きゅうしゃ)関係者が新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を不適切に受給した問題で、JRAは10日、受給者ら170人を戒告処分や厳重注意にしたと発表した。日本騎手クラブは騎手13人を戒告、日本調教師会も調教助手3人を5日間の出勤停止にするなどした。

 中山競馬場(千葉県船橋市)と阪神競馬場(兵庫県宝塚市)で10日に記者会見したJRAによると、当初の調査に対して虚偽回答をした調教助手3人を戒告、調教師や騎手ら計167人を厳重注意とした。受給者以外にも厩舎従業員への注意喚起が不十分だったと判断した調教師を厳重注意とした。日本調教師会は出勤停止の3人のほか、調教助手ら154人を戒告処分や厳重注意などとした。

 一方、今回の問題で100人以上の受給申請を指南した馬主でもある大阪市の税理士に対し、JRAは「馬主登録の取り消しや戒告などには該当せず、現行の競馬関連法規で対処するのが難しい」として、処分はしなかった。

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