1つの軸で評価されるハイパーメリトクラシーな日本への警鐘―『教育は何を評価してきたのか』
コメント
注目のコメント
こちらもおすすめ。
暴走する能力主義 (ちくま新書) 中村 高康 https://www.amazon.co.jp/dp/4480071512/
「新しい能力」論の白々しさ。
社会を効率的に階層化して分業の正当性を与える「工場」と「国家」のための教育。そのツールとして読み書き計算と、なんちゃって学問が使われているようにも思う。私は一企業の人事なので、その会社を強く素晴らしい会社にするために物事を考えます。そういう立場では完全に能力主義、実力主義であるべきだと思うし、そういう企業の集合体である社会であれば、そのなかで生きていくために一人一人が自己研鑽、キャリア構築の努力をすべきだと思います。
一方で、どこにセーフティネットを置くのか、ハンディキャップをどう捉えるのかは社会として考える課題だと思います。障害、育児、介護、病気など、本人の能力や実力や努力とは関係のないものも多くありますから。
まあ、そういうのもひっくるめて恵まれているのは正社員サラリーマンだと思うので、企業の人事ではなく一人のキャリアコンサルタントとしては「正社員という身分を簡単に手放すな」とは言います。