[シカゴ 8日 ロイター] - 米国の各州が歳入予想を相次いで引き上げている。財政刺激策や新型コロナウイルス規制の緩和で税収が伸びているためだ。

研究機関のアーバン・インスティチュートによると、46州の2月の税収(速報値)は、前年比で16%程度増加した。米国での感染抑制策は昨年3月に始まった。

売上税はやや減少したものの、個人所得税は50.1%、法人所得税は65.8%それぞれ増加した。昨年3月から今年2月の税収総額はおおむね横ばいで、減少は20州、増加は29州だった。

全米州予算担当者協会(NASBO)の担当者によると、今年と来年の歳入予想を引き上げる州が多いが、依然コロナ禍前の水準を下回っている。