定額動画配信サービスの利用経験者は4割以上 加入の決め手は?(1/2 ページ)

» 2021年04月08日 23時17分 公開
[ITmedia]

 デジタルマーケティング事業を手掛けるナイル(東京都品川区)は、18歳以上の男女1321人を対象に、定額動画配信サービスの利用に関するアンケート調査を実施した。その結果、定額動画配信サービスの利用経験がある人は4割以上いて、加入の決め手は「料金」と答えた割合が約半数であることが分かった。

 定額動画配信サービスを利用したことがあるかという質問に、36.0%が「現在利用している」、8.6%が「過去に利用していた」と回答。全体の44.6%に利用経験があった。年齢別で見ると、29歳以下で「現在も利用している」と回答した人が61.3%、「過去に利用していた」も含めると75.1%が利用した経験があった。定額動画配信サービスは若年層を中心に利用されている傾向が伺えた。

 定額動画配信サービスの利用経験がある人の71.0%が「Amazonプライムビデオ」(月額500円)を利用したことがあると回答。2番目に多い「Netflix」(ベーシックは同990円、スタンダードは同1490円、プレミアムは同1980円)の23.1%と比較し、大きな差が見られた。一方で、年齢別では18歳〜29歳で「Amazonプライムビデオ」の利用経験がある人は55.1%、「Netflix」が32.7%、「Hulu」(同1026円)が20.4%であった。

 定額動画配信サービスに加入する決め手は何かという質問で、「料金」と回答した人は54.4%だった。次いで「動画以外のコンテンツが充実している」が41.4%、「作品数」は38.8%と続いた。低価格で充実したサービスの提供が求められているのが分かる。年齢別では、18歳〜29歳は「作品数」と回答した人が47.5%と最多。次いで「動画以外のコンテンツが充実している」が45.7%、「料金」は40.7%と、全体の割合と比較し異なる結果が見られた。

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