環境への影響を配慮した「廃棄プラスチック素材」を使用したクレジットカードが誕生

株式会社エポスカードは、2021年4月15日より、自社で発行するクレジットカード「エポスカード」の素材を「廃棄プラスチックのリサイクル素材」へ切り替えを始めると発表した。

■よりサステナブルなカードへと進化

エポスカードで新たに使用する素材は、産廃工場から出た廃棄プラスチックを回収したリサイクル素材を使用している。リサイクル素材への切り替えにより、従来のカードと比べ、1枚あたり最大約9.8グラムのCO₂削減につながるという。今後、自社で発行するすべてのエポスカードをリサイクル素材へ切り替えた場合、5年間で最大約90トンのCO₂削減効果が見込まれ、同じ量のCO₂を吸収するために必要な森林面積は東京ドーム約2個分に相当するとのことだ。
出典元:プレスリリース

■取り組みの背景

丸井グループでは、環境への配慮、社会的課題の解決、ガバナンスへの取り組みとビジネスが一体となった未来志向の「共創サステナビリティ経営」を進めている。同社グループの長期ビジョン・長期目標を宣言した「丸井グループ ビジョン2050」では、地球と共存するサステナブルな選択肢を提供する「グリーン・ビジネス」への注力を宣言しており、グループの店舗・事業所への再生可能エネルギーの導入や、店舗で渡すショッピングバッグをプラスチック製から環境負荷の低い紙製へ変更するなど、CO₂削減に向けてさまざまな取り組みを進めているという。そしてエポスカードでは、この取り組みの一環として「クレジットカードへの廃棄プラスチックのリサイクル活用」について、カード発行のパートナー企業(大日本印刷株式会社・凸版印刷株式会社)と検討を進めてきた。そして今回、パートナー企業の協力により、「廃棄プラスチックのリサイクル素材を使用した国際ブランド付きのクレジットカード」の実現にいたったとのことだ。

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