2021/4/9

【全文】ユニクロ柳井が語った、コロナ後の戦略とウイグル問題

NewsPicks 記者
「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが4月8日、2021年8月期の中間決算を発表した。毎四半期の決算会見では〝演説〟を行う柳井正会長兼社長。
今回もアフターコロナに向けたビジョンや決意について語った。その全内容をお届けする。
INDEX
  • 生きる道はグローバルのみ
  • アジアで圧倒的ナンバー1に
  • 正しいことをやり続けた
  • 「地球と全人類の未来」
  • 価格表示は「長期視点」
  • コロナ後に「本当の正念場」
  • ウイグル問題はノーコメント

生きる道はグローバルのみ

柳井氏が、最初に触れたテーマは、例のごとくグローバル化についてだった。
ファーストリテイリングが20年前に海外展開をスタートし、今やその数は、国内の807店舗に対し、海外は1473店舗に達する。
柳井 最初に申し上げたいのは、世界を取り巻く環境がいかに変わろうと、これから大きく成長する企業にとってグローバルに展開するしか生きる道はないということです。