金融界に走ったアルケゴスショック、その舞台裏
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プロの投資家の間では投資にレバレッジは付き物だが、そのレバレッジは投資家の体力の範囲を超えてはいけない。ただ、それをどうやって見極めるかは極めて難しい、というのが今回の教訓で、それはリーマンショックの教訓でもあった。
マーケット商品への投資におけるレバレッジリスクの管理は、実は不可能なのではないか、と思ったりする。
注目のコメント
破綻までの全体像や、アルケゴスのビル・フワン氏の人となりなどがまとまっている。
3月22日のViacomの増資からの激変の時間軸が分かりやすい。まずは追証対応のため自社ポジションの整理、でも24日に資金が底をついた。そして①を見るとMSは25日に処分を始めていた。26日にGSの巨大ブロックトレードを行い、一部銘柄のその週の値動きと併せて週末に破綻したHFがあるのではないかという話題になっていた(②)。
時間と併せて、こうやって当該週に何が起こっていたかの解像度が上がる。大体3月末の③でコメントしていた通りの感じで答え合わせ的には良かった…
①https://newspicks.com/news/5745672
②https://newspicks.com/news/5719660
③https://newspicks.com/news/5726001レバレッジ取引の怖さがよくわかります。米国市場をにぎわせているロビンフーダーもレバレッジ取引に手を出している。いったん下降局面に突入すると、止めようがなくなる恐れがあります。
ビル・ホワン氏への神の試練はつづく。そしてそれに加担していた投資銀行も。野村證券をはじめ世界の投資銀行の姿勢が問われたアルケゴスショック。その舞台裏を報じたWSJのロングレポートです。
野村とクレディ・スイスによる提案と、それに応じなかったゴールドマンとモルガン・スタンレー。大量投げ売り直前までの生々しい様子が浮かび上がります。