科研費4位、トップ10で唯一の地方私立 新潟医福大、躍進の理由

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新潟医療福祉大の取り組みについて語る同大の大西秀明・副学長(左)と佐藤大輔・医療福祉研究科長=新潟市北区島見町の新潟医療福祉大で2021年3月1日午後3時32分、北村秀徳撮影
新潟医療福祉大の取り組みについて語る同大の大西秀明・副学長(左)と佐藤大輔・医療福祉研究科長=新潟市北区島見町の新潟医療福祉大で2021年3月1日午後3時32分、北村秀徳撮影

 文部科学省の科学研究費助成事業(科研費)の2018~20年度の累計採択件数ランキングが公表され、新潟医療福祉大(新潟市北区)が、スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野で4位にランクインした。トップ10のうち、地方の私立大は同大のみ。躍進の理由を探った。【北村秀徳】

 「科研費の採択件数は、社会貢献度を測る大きな指標。(4位は)非常にうれしい」。研究・産官学連携担当の大西秀明副学長(理学療法学)は躍進をこう受け止め、「風通しの良い研究環境が整っていることが今回の成果につながった」と説明する。

 ランキングは18年度から、新たな分野による評価が始まった。横断的な研究を奨励するため、「スポーツ科学」と「リハビリテーション科学」を含む分野を導入。同大は、スポーツ科学とリハビリテーション科学がそろう数少ない総合大学の一つで、こうした事情がランキングを押し上げたようだ。

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