吉野杉の桶太鼓 「世界一の素材」楽器への活用に期待 奈良

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吉野杉製の桶太鼓を披露する「三浦太鼓店」の三浦代表(右)と栗山村長=奈良県川上村で2021年3月3日午後1時13分、高田房二郎撮影
吉野杉製の桶太鼓を披露する「三浦太鼓店」の三浦代表(右)と栗山村長=奈良県川上村で2021年3月3日午後1時13分、高田房二郎撮影

 奈良県川上村産の吉野杉で作られた桶(おけ)太鼓がこのほど、同村でお披露目された。林業再生を目指す「吉野かわかみ社中」(同村、上嶌逸平理事長)と村産材の利用促進協定を結んでいる愛知県の和太鼓製造・販売会社「三浦太鼓店」が製作したもの。太鼓は奈良県が実施した音響実験で高い評価を受けており、吉野材の新たな利用方法として注目を集めそうだ。【高田房二郎】

 三浦太鼓店は愛知県岡崎市の創業150年を超える老舗。6代目の三浦和也代表が、伝統文化の継承に取り組む中、高品質の吉野杉に目を向け、一般社団法人のかわかみ社中と2020年1月に協定を締結。樹齢約120年の原木を製材して、直径約30センチ、高さ約45センチの太鼓に作り上げた。

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