2021/4/8
【解剖】freee、Sansan、カカオに投資した男の「発掘プロセス」
日本のベンチャーキャピタル業界において、その「目利き力」の高さで必ず名前が挙がるキャピタリストがいる。
DCMベンチャーズの本多央輔氏だ。
freee、Sansan、ビザスクなど、今やホットなBtoB企業に草創期から投資し、10倍以上のリターンを得ている。
国内にとどまらず、韓国のメッセンジャー大手kakaoなどにも初期から投資を行っている。
「持ち込まれたディールの中から決める、という発想はほぼない」
コンスタントに当て続けることが難しいこの業界で、なぜ本多氏は有望企業を探し当てることができるのか。
「次に何が来るか」を見抜く、本多氏の発掘プロセスに迫る。
INDEX
- 「お金のにおい」がするところ
- タイムリミットは「3年」
- 「Re.Re.Re.」で気づいた投資のタネ
- 「2000億で売る気はない」
- 次の有望市場
- 投資を決める、最後の「質問」
「お金のにおい」がするところ
本多 私が投資先を選別する上で見ているポイントは、どれも「当たり前」の項目です。