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分厚い本書を通読したのですが、ほぼ全てのページに付箋を貼りたくなるほど、学びに溢れていました。

何よりも興味深いのは、単なるスキルのみならず、「ライターとはこういう仕事である」というマインドセットの部分をしっかりと説明している点。

そうした部分が書かれているからこそ、ある程度経験を積んだ人にとっても、忙しい日々の中でつい忘れがちな職業倫理を思い起こさせてくれる内容になっています。
「課題の鏡面性」は私も心がけようと思いました。

是枝裕和監督はクリエイティブな仕事が社会に与えるインパクトについて「何かを変えたいということはすでに自分の中に答えがあるということ」だから広がりがない、したがって「変える前に、自分が変わったか?」が重要と指摘されていますが、古賀さんがおっしゃる「自分自身も見たことがない場所に行きたい」という気持ちが根っこにあるという意味で共通するのかなと思いました。
興味深く読みました.研究者にとっても取材・執筆・推敲は大事です.企画書を通してから構成を練り直していくことは確かにそうだなあと思いました.この段階についてもう少し具体的に話があるとさらにありがたかったです.
これは、ライターやメディア関係者はもちろんのこと、オウンドメディアやSNSなどでコンテンツを開発して情報発信していく局面が増える中で、スキルだけでなく、物事への対峙の仕方、そして、自らの使命や果たすべき役割などを含めて、ぜひ胆に銘じたいところですね。
本、買って読んでみる!

『その時に、著者に実際に会う前に、なかば想像で書かれた構成案のとおりに取材が進んでいくのは、おかしな話だと思うんです。取材は、「あなたのことを、きっとこういう人だと思って、こういう案をつくってきました」と、仮説をぶつける場ですから。決して「事前の予定通り進める場」ではない。』
とても共感する。自分は「取材」を投資家として過去してきた。先日、記者・編集者として「取材」を行ってきたメンバーと話していた時に、同じ取材と言っても考え方が違うのだなぁと感じた。
投資のための取材のゴールは、投資するかの判断をすること。そのために仮説をぶつけもするし、理解をしていなかったり理解が間違えていることはリスクだから、理解をする質問をする。一方で記事や企画を書くための取材のゴールは、最後の文章としてのアウトプットのネタ。ネタには仮説もあるが、ただ理解をするという部分の占める比率は投資に比べると低いのではないかと感じた。一方で、何かを伝える職責という観点では、自分が理解をすることで分かりやすく伝えられる側面もあり、アウトプットのための理解の重要度は世の中全体としてもう少し増えるとよいのではないかと感じている(もちろん、多くの情報があるから、理解がデスクトップでも進むので、世の中のライターの方々にものすごく感謝している側面もある)。

それは後取材の重要性で言及されている色々な点につながっていると思う。是非記事を見てほしいが、特に『言葉を預かるものの責任として、しっかりと調べ上げて、完璧に理解した上で読者に渡さないといけない。自分の言葉以上に大事にしないといけないのです。』に詰まっていると思う。
「1冊の本をつくるたびに、本とは別にダンボール箱3箱分ぐらいの紙資料が積み上げられていました。」というエピソードが印象的です。

読者の立場であり、発信者の立場で徹底的にコンテンツを煮詰めていく。その作業は凡人にはなかなかできません。それをやり切っているからこそ、説得力があり、読みたくなるものができあがるのでしょうね。
学生時代、文芸専修というコテコテの物書き養成所に所属していた私。
当時インタビューの授業なんていうものもありました。
皆の前で1対1のインタビューを披露し、その内容についてクラスで批評しあう。
私がインタビュアーを務めた回で、あるクラスメイトに

「うまいけど、出来レース」

と評されたことを思い出しました。
今にして思えば、本記事に書かれた「事前の予定通り進める」ことをしてしまっていたのだろうと思います。

一方、指摘した彼は、インタビューを通じて「自分の想定を超える物語」を掴もうとしてたのだろうな、とこの記事を読んで思いました。
彼は今どうしているのかな。
まだ何か書いているのだろうか。
ちょうど読みたいと思っていた本でした。文章術にゴールはありません。自分なりに咀嚼して、日々改善を続けるのみ。あらためて勉強し直します!
かれこれ物書き業を15年ほどやっているわけですが、本書は読んでみて頭が下がりました。
「さらっ」と書き流されたように見える一文一文に、こうも執念を持って取り組むものか、と襟を正すような気持ちになります。

文章術そのものというよりは、書く上での「姿勢」みたいなものを論じた本だと思います。文章テクニックの本は世の中に多数ありますが、こういう本は意外と少ない。
特に「執筆」の前段階としての「取材」、そして後段階としての「推敲」についてこれだけ分量を割いて論じている本はまずないでしょう。

それからご本人が映画監督を志していたという経歴のゆえでしょうが、全体的に「執筆」というよりも「作劇」に重点が置かれているように感じました。
この辺、「作劇」しちゃったらマズイ文章を書いている業界の人にとってはどう付き合うか難しいところではあるでしょう。つまり報道とか、学術的な書物とかですが、専門的な内容をいかにして「読んでもらうか」という点ではやはり得るところがあると思います。
取材や推敲に掛ける執念なんかは、これから論文を書こうという学生にも大いに参考になるでしょう。
文章力は提案資料は勿論ですが、Slackなどでのテキストのコミュニケーションでも重要ですね。購入して拝読します。
この連載について
まるで預言者(プロフェット)のように、新しい時代のうねりをいち早く紹介するNewsPicksのインタビュー集。本質を見抜く視点を毎週つむいでゆくことで、ちょっと先の未来を覗こう。