[5日 ロイター] - 米デルタ航空は5日、航空券予約ができなくなるトラブルが解消したと発表した。米IT大手グーグルは先に、多数の米航空会社ウェブサイト上における航空券販売などのサービス稼働にかかわる同社のソフトウエアに不具合があったことを認めていた。

ネットサービス障害を報告するサイト「ダウンディテクター」によれば、5日に800人超の利用者から、デルタ、ユナイテッド航空とアメリカン航空のサイト利用においてトラブルの報告があった。

デルタの広報担当者は「トラブルは、グーグルがデルタや複数の航空会社に提供した技術の不具合によって生じた」と説明。同航空のモバイルアプリや予約コールセンターでも航空券購入が困難になったとしている。

グーグルは同社のITAソフトウエアについて「本日、データのエラーが当社の航空ショッピングソフトに影響を与え、パートナーの航空各社や(航空券検索サービス)『グーグルフライト』で航空運賃情報の表示ができなくなった」と表明。「ソフトに修正を施し、トラブルは現在軽減した。完全な解決に向けて監視を続ける」と述べた。

ユナイテッドによれば、ソフトの稼働停止は2時間未満だったもよう。障害が起きていた間も、電話による航空券予約は可能だったとしている。