こんなに頑張っているのに、なぜ日本だけGDPが回復しないのか
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注目のコメント
企業側、被雇用者側双方に問題がある。
高度経済成長期の長期雇用前提の仕組みがそのまま放置されており、教育も含めて少子高齢化社会に対応しきれていないままに社会に出た人たちが大勢いる。
社会や企業で仕組み作りの対応をしなくてはならない年齢層の人たちの考え方のフォーマット自体は根性論(頑張れば経済は伸びるはず!)の時代の人たちが多く、儲けるためには真面目に本業に取り組むしかない、株はギャンブル、転職は裏切り者のすること、と思い込んで思考停止している人たちが多ければ多いほどはっきり言って都合が良い。
いきなり新卒に800万円払いたい会社はそんなには多くないし、30代でも40代のベテランにであってもそんな大金は払いたくない!という感覚の経営者はとても多い。1500万円を社員に払わなくては優秀な新卒もろくに雇えないfacebookなどのシリコンバレー企業が勝者総取りしていくのも頷ける話ではないか。そもそもの土台や考え方が違う。全社員にそんな高い給与を支払っても余裕で儲けが出て倍々ゲームで伸び続ける商売の仕組みを作るのか、売上から考えて限られた小さなパイを分け合いながら毎年コツコツとやるのか。
副業推奨してる会社も増えてきたが全体の会社数からすればまだまだ数えるほど。いくら働き方改革とか叫んでも対応してないブラックな会社の方が多いし、スタートアップ界隈も基本は「キラキラしている中小企業」なので、やりがい搾取に陥る会社も多い。
しかし、流石に世の中、そんなに考え無しばかりでもなく、気が付いた人は段々若い人を中心に行動に移し始めている。
一社に寄りかからない。固執しない。食っていける見栄えするスキルを身に付ける。細くても長く儲ける方法を複数持つ。
別にサロンとかに入らなくても身を守る知識や知恵はネットを探せばいくらでも見つかる。この記事とコメント欄の価値の高さ。
こういう話題になると、人権問題があるにしろ中国とのお取引のある方、また国外在住の方のご意見が非常に役に立ちますね。
日本は結果より過程が重んじられるというコメントに全くご同意です。「地味な長い努力」(漫画『巨人の星』の台詞)を重んじる。結果が出ても出なくてもいいじゃないか、となるんですね。
いつもこれを書いて嫌がられますが笑、
1. 成果を着実に出すけど無愛想なタイプ
2. 成果はそこそこだけど人たらしなタイプ
だと2.が重んじられる。変に成果を出す人は自分の地位も危なくなりますしね。そういう思考回路で長年やってきて変わらない。
経済成長よりも「挨拶のしかたでどうやって職場で好かれるか」のようなライフハック的なことに強い興味をもつ。大きな俯瞰的世界観はもたない。伝言メモの作り方のノウハウとか、どこまでも半径3m以内で生きている。それでまたやっていけた日々が続きましたしね。変わらない。
そしてそれを外国から指摘すると「出羽守」と忌避してきたので、こうなってしまったというわけです。「なぜ日本だけ成長しないのか」ですって?
そんなの、以下のグラフを提示して終了です。
https://pbs.twimg.com/media/DbpMR6GU8AAGxZ-?format=jpg
政府債務が拡大していくのは、資本主義システムの「仕様」です。なのに、日本では一貫して政府赤字を抑制し続けました。デフレなのにも関わらず。
また、プライマリーバランス黒字化などと言う愚かな目標を掲げているのは日本だけです。「政府の借金であっても、借金なのだから返さなければならないのだ」と言う、日本だけの愚かな考え方によって成長しなくなったのです。
この本質から目をそらして、
・ブラック企業がー
・日本型経営がー
・雇用の流動化がー
・日本人の同質性がー
・イノベーション気質がー
・岩盤規制がー
・・・といった、全く本質ではない点を主張するのは、今は害しかないように思います。