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新連載「Think Different, Later」が始まります。「PDCAでは遅すぎる、パーフェクトなプランを作ってから動くのではなく、動きながら考えろ」を実践する、パワフルな企業や創業者たちのストーリーをお伝えします。

第1回は「AI養豚ソリューション」について。ファーウェイ、アリババ、バイドゥなど中国を代表するテック企業たちがこぞって参戦するAI活用の最前線です。

中国を苦しめるチャイナ・ピッグ・インデックス退治から、AIによる新たな付加価値の創造まで、テックジャイアントがどう社会のペインポイントに挑んでいるのか、まさにDXのお手本です。
これまで独自性、オリジナリティ、世界初、そんなものに拘ってしまい。「どうせコピーでしょう」と厳しい視線で取材していました。

デジタル後進国になりつつ日本の現状や、ともかく競合から学んでサービスを始め、厳しい競争のなかで工夫を重ねることで、いつのまにかオリジナリティが生まれる中国や他の新興国の現状を見るとそうした過度にオリジナリティにこだわる姿勢がそもそも間違いの根本だったのではと感じています。

著名VC「Yコンビネーター」の教えでも「誰もやったことのない事業?やめておけ。それより、多くの競合がいて未だに勝ち組が決まっていない事業こそチャンスがある」 と言っています。

そうした視点から、「Think Different(異端であれ)」より「Think Different, Later(やってから考える)」な事例を取り上げていきます。毎週水曜に掲載していきますので、フォローよろしくお願いします。

新連載「Think Different, Later」のフォローは↓から。
https://newspicks.com/user/9846/
最近まで知らなかったのですが、中国13億人の肉消費量はどんどん上がっており、実は中国は肉の自給率がすごく下がってるんですよね。そのため、南米などからガンガン輸入して、環境負荷などが問題視されてます。スマートなテクノロジーで、こうした食のサプライを効率化する分野は、今後さらに大きくなるよう思います。
スタートアップの最新技術の実装先として、確かに「養豚場」を耳にする機会はちらほらありました(例:監視カメラや無線給電等)
ただ、ネット大手の動きを改めてこうして整理頂けるとびっくりです、ありがとうございます

中国において、「toC/下流/表側」(Consumer IT)の成熟後の、「toB/上流/裏側」への先端技術の社会実装の加速は、本当に目を見張るものがあります
・半導体/製造業、医療、交通/街づくり、農林水産...
・基本的には全て、未成熟な産業をupgradeする文脈
・日々、勉強を続けないとすぐ置いていかれそう(汗)

ちなみに「養鶏場」は殆どDX化は進んでいないようです
(※ 先日、華東/上海地区の最大供給産地を視察)
・まさに「産業/社会的課題の規模」×「生産性向上余地」
 の点で、実は似て非なるものということなのでしょう
 -卵は供給量/価格も安定し、鶏舎は元々ほぼ無人等
・このあたりの明確なメリハリ/優先順位も面白いですね
培養肉などの細胞農業が環境面や動物愛護の面から注目されていますが、中国の場合、コンプライアンスの面からも、スマート農業だけではなく、細胞農業への取り組みが急速に加速化していくのではないかと思います。
日本の養豚も多くは家族経営、元々は休みはないけど儲かるという魅力のあるところですが、豚熱などのリスクで業務内容も設備もハードルが上がり、新規参入が難しい世界となっています。
一方で中国はじめ農業への企業の投資規模は桁が違うイメージ。

中国産はちょっと、。。。
というイメージもあと10年以内にすり替わり日本の食肉シェアをもっていかれる可能性が高いと思います。
文中に出てくるCPI(中国豚肉指数)については、以前コラムでも書かせていただきました(※)。

グラフを見ればわかりますが、豚肉価格は2019年11月にピークを迎えた後に、多少上下しながらも高止まりしており、いつものピッグサイクルに狂いが生じています。庶民からも不満の声が漏れ聞こえます。

豚肉は中国の「国民食」です。供給・価格の安定は国家の安定にもつながると言っても過言ではないと思います。

ここにテック企業が参入し、独自のテクノロジーで社会問題を解決することは国家としても望んでいるため、規制で企業を縛ることはしません。

年初に発表される重要政策方針を記した「1号文件」は、2004年以降18年連続で「三農問題」(農村、農業、農民)です。ここに中国最大の社会問題がありなかなか解決できませんでした。

今回の養豚の事例のようなアグリテックによる「三農問題」の解決が期待されています。

※食卓から消える中国の「国民食」~高止まりする中国豚肉指数(CPI)
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00109/00015/
テクノロジー企業が養豚ビジネスをやるのは、中国の一つ分かりやすい応用例ですね。

近年、中国の各産業において、「量」から「質」へと変わっています。特に、AI、IoT、ICTなどの先端技術の応用による産業変革があっちこっちで起きています。この自浄効果で粗悪な商品が消え、不良生産者の生存空間が圧縮され、商品品質が大きく改善されています。

中国の事例から、PDCA(Plan→Do→Check→Action)より、TECA(Try→Error→Check→Action)を回した方が早いということが明白です。
日本で活用するのであれば、豚ではなく牛でしょうね。かつ、大規模な生産量維持というよりは死亡率の低下がキーになるのではないでしょうか。ブランド肉牛は1頭あたりの生産コストは120万円程度といわれていますので、生産者からすればほんの少しでも死亡率を減らすところに投資をすることはあるのかもと思います(既に日本の飼育環境で洗練されていても)
「人間は気が緩むし、ミスをする
だからAIによる確認を」
上記が全てを物語っていますね。
実際に省人化、高効率になっているようですし、他の分野でも似たような置き換えは進みそうです。
この連載について
中国などの世界最新ビジネストレンドを紹介する週間連載。独創性にこだわりすぎず、競合の長所はすぐ学ぶ。「Think Different(異端であれ)」より「Think Different, Later(やってから考える)」な事例を取り上げる。