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昔、日本メーカーが韓国メーカーに追い抜かれて、どんどん様々なカテゴリーから撤退していったように、今度は韓国メーカーが中国メーカーに撤退に追い込まれる構図になっていますね。
規模の経済を達成できないと
生き残れない厳しい市場です。
特に、ハイテクな技術集約
プロダクトであるスマホには、
消費者が求める価格を満たすために、
グローバル規模の市場シェアが求められます。
従いまして、スマホメーカーには、
市場シェア獲得のために、ブランド力の向上など、
マーケティングの強化が求められます。
さて、LGは、韓国国内でも
マーケティングが下手な企業の
イメージがついています。
スマホに関しても、新技術・新機能の
追加に力を入れてきました。
革新的な技術は数多く市場に投入できましたが、
市場が求める完成度を達成できず、
新機能が必要な理由もうまく説明できない等、
グローバルシェアで苦戦を繰り返してきました。
産業の高度化、プロダクトの高機能化が進むほど、
選択と集中が求められます。
スマホを切り離し、選択と集中をしていく
LGの今後の戦略が楽しみです。
https://www.lg.com/global/investor-relations-reports
Mobile Communicationsのセグメントは、各部門中で最も売り上げが小さく、成長率も確かに厳しい数字。他方、こうした総合的なメーカーについては、一部門の撤退だけをみるのではなく、他部門がどうなのかという視点も必要だと思われます。伸び率の高い自動車関連がどう育つのかが重要でしょうか。家電やエンターテインメント機器は割合は大きいですが、中長期には中国メーカーと一段と熾烈な戦いになることが予想されます。あるいは、新たなセグメントを作り出していくか、でしょうか。
なお、ファーウェイについてもスマホ事業に関する報道が集中していますが、ネットワークは安定(性質上、極端な加速も減速もしない)、法人向けビジネスは好調な伸び(実際に数年前から重点分野とファーウェイは説明してきました)でしたので、全体をみる、ということが重要だと思われます。
シンプルに驚きました。
2015年度に卒論で「日本の家電業界とソフトパワー」というのを書くくらいガジェット好きな私としては、
当時はまだ中国メーカーが(HUAWEIやxiomi)
日本国内に置いては台頭しておらず、
Android勢といえば
(Samsung&LG 対 SONY&他国内メーカー(日本VS韓国))が
シェアを大体握ってた印象でした。
ここ最近LGはユニークなスマホは多かったものの、
ガジェット界でバズったり、業績的に良いということはあまり耳に入ってきませんでした。
やはり要因としてはここ数年の中国と比較した際に
「生産コスト」が1番ではないでしょうか。
(他にはSamsungと違い、カメラのセンサー開発や特許を持つイメージがない、スマホのブランド名がないのも要因かも)
正直国産メーカーも
"Japan Brand"というカテゴリーにずっと頼っていたら、
いつLGと同じ運命を辿ってもおかしくないと思います。
だからこそ!自由闊達で愉快な製品開発を…!
といきたいところですが、
企業のスマホ分野にさける予算や開発者の層の厚さ、生産コストダウンが中国メーカーやAppleとは段違いなので、
元々持つ、ガラパゴスな強みと日本人らしい勤勉さ、アイデアでこれからも日本のモバイルが続いてほしいなあと希望しています。
それにしてもLGさん、ありがとう!!
2010年台前半、一時代を築いた国産の良きライバルメーカーでした。5G時代に一旦さよなら。
また2030年以降あたりスマホじゃない新たな分野で切磋琢磨できたらいいですね。
日本の市場は、Apple、ソニー、シャープ、サムスン、ファーウェイ、富士通、格安スマホ系ですが、ブランドで選んでいる場合が多いのでしょうね。
しかし、スマホ移行がうまくいかず、日本の携帯電話メーカーと似たような経路を辿る羽目になってしまった。2012-2014年の間に中国スマホメーカーにも鮮やかに追いつかれ追い抜かれてしまった。
途中からは様々なスペックを盛り込んで盛り返そうとしてきたが、なかなか報われなかった。いわば、一度開いた差を埋めることが出来なかった。世界トップ5にも現れなくなった。(近年の常連はApple、三星、Huawei、OPPO, VIVO, xiaomi)言わば、スケールアップに失敗したのだ。
LGは世界でも有数のスマホ向けカメラモジュール事業を持ち、中小型ディスプレイ事業でも近年まではかなりのハイエンドでのシェアを確保してきたが、近年では有機EL量産化にかなり時間を要してしまい、立ち上げに苦戦。液晶パネルでは中国メーカーとの激しい価格競争にも苛まれ、中小型パネル事業では規模を縮小してきた。
スマホでは今ひとつ、Galaxyに匹敵する存在感のあるブランドを示す製品が出せなかった。当初、Optimusという名前で頑張っていたが低迷が続き、途中からはVシリーズという名前に切り替えていた。
端末で利益は出せない。これは世界トップの三星でもそう。
今後はOS、ペイメントや認証、金融やらアプリストア、サービスなどの組み合わせでGAFAと戦っていかなくてはならない。Androidで儲かってる会社は殆ど無い。