2021/4/7

【キャシー松井】優秀な若者に「選ばれる」会社になる方法 

MPower Partners ゼネラル・パートナー
ゴールドマン・サックス証券(GS)の副会長、チーフ日本株ストラテジストとして活躍してきたキャシー松井氏は、「ウーマノミクス」の提唱者としても知られ、女性活躍の「見える化」や日本におけるESG投資の推進などにも尽力してきた。
そんなキャシー氏は、差別や環境などの社会問題に敏感で、仕事を通じて、世の中への良い影響を与えようとしたり、自分らしさを表現しようとする若者世代を「頼もしい」と語る。
そして、優秀な若者に「選ばれる」会社になるために、リーダーは利益と持続可能性の両方を追求すべきと指摘する。
では、その具体的なヒントとは? キャシー松井氏を直撃した。
──キャシーさんは、NewsPicksの連載「シゴテツ」で、「子どもたちを見ていても、若い世代の価値観は、大きく変わったのを感じます。若者たちは、世界のリーダー、会社のリーダーたちが何を考え、どう発言するのかをよく見ています。小さな差別も見逃さず、許しません。そして、そうしたZ世代のエシカルな意識を心強く思っている」と語っています。
キャシー 若者世代は自分の勤めている会社が、人種差別、性差別などの社会問題に対し、その会社の事業と直接は関係なくても、どのような方針を出し、どのようなスタンスを取るかをよく見ています。