この連載について
ついにあのアップルが、自動車業界にやってきた。EVと自動運転を武器に、アップルカーは自動車業界を破壊し、新たな王者に君臨するのか。それとも、トヨタを中心とする既存メーカーが地位を守るのか。アップルとトヨタを中心に、未来の自動車ビジネスを読み解いていく。
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トヨタ自動車株式会社(トヨタじどうしゃ、英語: Toyota Motor Corporation)は、日本の大手自動車メーカーである。通称「トヨタ」、英語表記「TOYOTA」、トヨタグループ内では「TMC」と略称される。豊田自動織機を源流とするトヨタグループの中核企業で、ダイハツ工業と日野自動車の親会社、SUBARUの筆頭株主である。TOPIX Core30の構成銘柄の一つ。 ウィキペディア
業種
自動車
時価総額
33.0 兆円
業績



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Apple Inc.(アップル)は、アメリカ合衆国の多国籍テクノロジー企業である。カリフォルニア州クパチーノに本社を置く。デジタル家庭電化製品、ソフトウェア、オンラインサービスの開発・販売を行っている。 ウィキペディア
時価総額
376 兆円
業績



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その分野に、EVと自動運転を武器にして、ついにアップルが参入してきました。本特集では、新興勢力の狙いと、トヨタを中心とする既存メーカーの頭の中をレポートします。
取材をしていて感じるのは、まだ「アップルvsトヨタ」の結論は、出せないということ。アップルカーの衝撃もトヨタの反撃も、5年後、10年後にどうなっているかを、今の時点で正確に占うことはできません。
そのため本日のインフォグラフィックでは、現時点で把握できる情報を、とにかく冷静に盛り込むことに注力しました。後から見返せる、資料性の高いコンテンツになっていると思います。
時価総額世界一の巨人の殴り込みとあって、「自動車メーカーが下請けに回る」「自動車業界が破壊される」といった観測が次々と出ています。マツダや日産がアップルとの提携交渉をしているという報道が出た日には、株価が跳ね上がるなどもしました。
ただし、取材していると、自動車を熟知した人ほど冷めた反応を示します。曰く、アップルが殴り込みをかけてきたとしても業界構造がひっくり返るほど、車というプロダクトは甘くない、という意見です。
果たして、本当にアップルカーはすごいのか。NewsPicksは1ヶ月以上かけて関係者30人以上を取材しました。参入の背景から自動車業界の変化まで、冷静な分析を試みています。ぜひご一読ください。
つい最近テスラを試乗しましたが、ソフト中心で開発思想が全く違うなというのを改めて実感したとともにハード面についても凄い進化を遂げているなと感じました。多くの苦労を経て従来の自動車メーカーに追いついてきている(相当数を抜き去っている?)ように思います。
安全性やサービス網等の話がありますが、アップルやテスラはこれらもすごいスピードで解決していくのだろうなと思います。EVの特性やセンサーとの連携などを考えると寧ろ強みにすらなるのではと…
やはりOS、アプリ対決になるような気がします。アップルやGoogleがどんなOSを開発してくるか、自動運転以外のキラーアプリは何かというところに最も興味があります。みんな車で何をしたいんだろう… 基本性能、シンプルな機能、デザイン、そして値段に行きつくような。。
アップルはきっと、破壊的な自動車の改革を目指しています。これまで自動車が囚われていた呪縛から解き放つ発想で、アップルカーを送り出すでしょう。
Appleが参入検討する理由は、岡さんがコメントされていたり、下記の泉田さんの記事にあるが「自動車業界の市場規模が大きい」という点はあると思う。それくらい大きい市場だからこそ、参入して成功すれば企業が成長する。
あと、自動車の場合は調達部品が多いので、既存の完成車メーカーでも原価率は8割ほどと高くなりやすい。ただ調達をして組み立てて売るという流れで、基本的には高くならざるを得ないし、製造を外注するためにもそう。見た目の粗利率・営業利益率より、資本に対しての効率性(ROIC、利益のために自社資金がどれだけ必要か)で判断すると思う。Appleの経営が効率的なのは、工場を自社で作るわけではないのにブランド含めた各種戦略でPLの利益率が高いこと。だから、再成長をするのに資金をあまり必要とせず、自社や投資家から見た再投資の効率が極めて高い。
https://newspicks.com/news/5733434
EV化におけるソフトとハードのバランスについては、下記のVWのID.3をめぐる記事と、そこでのコメントも併せてご参照いただきたい。
内燃とは違う・変わる部分は多い。一方で、可動部があるもののインテグレーションは電子機器とは違う。そして特に安全性が重要で、だからTeslaは内製志向を強めていると考えている。ソフトなどの重要性は高まりつつ、水平分業になるとは自分は思っていない。
https://newspicks.com/news/5562598
これだけの内容を文章で読んで理解しようとすると3時間はかかるし、書こうとすれば3か月かかる。インフォフグラフィックは3分で読み終わる(作るのはかなりの苦労があるだろうが)。ただし、抽象化や切り口を単純化させることで、誤解も生じやすい。
特に、変革の工程や時間軸はまるで分らない。自動車はインフォフグラフィックでページをめくるようにスナップショットには変われない。アップルの挑戦は高く尊重するが、時間はかかると考える。
個人の感想としてはやはり盲目的なEVシフトは地球環境的にもあまり意味はないし、そこまでの産業育成も難しい気はしていますが、テスラの成功によって産業側はあり得ない話ではない、という感じもしてきましたね
CASE(Connected, Autonomous, Sharing, Electric)の頭文字で語られる脅威を塗り替えるほど、アップルはたしかに歴史的にすごいディスラプターですが、この産業地図を見ればみるほど、現時点ではテスラの優位性と今後のポテンシャルが際立っているように思います。
日本では海外のように車を通した顧客接点が日常的に少ない=ビッグテックにとってあまりうまみのない市場であるがために、販売市場としては優先度が高くない。なかなか実感値・実体験としてこの構造変化を体感しづらいがゆえに、こうした記事は大変ありがたいですね
テスラが注目されるのは簡単に言ってしまうと電池とソフトウェア。アップルが電池を他社から購入するとして、テスラを遥かに凌ぐソフトウェアを築き上げることができるか。ここが難しいと考える。Apple watchもiphoneもソフトは良いものの、ハードウェアが魅力的と考える人が多数なのではないだろうか。itunesや機能が全てつながるくらいで自動車を買い替える需要は生まれないだろう。
焦点とあげたいのは記事のある各国の規制ではなくてEV優遇制度。簡単な例だが、カリフォリニア州ではEVは一人で通勤の場合もカープールレーンを使用して渋滞を回避できる。これから有象無象に生まれるEVを所有するメリットをどこまでアップルが巨大な力でしっかり影響を及ぼしてlobbyingするかが見ものだと考える。
面白いのは、Big Techの中でも、開発の方向性が多様な点です。
Appleは、iPhoneに始まり、Apple watch、Apple carと、電話・時計・車といったハードがおよそ固まっていた産業に対して、この記事にあるようにOSのソフト面開発というアプローチで参入していきました。まさに、2007年のスティーブ・ジョブズが、iPhoneを初めて発表したプレゼンの中で、「今日、アップルは時計を”再発明する”」といった言葉通りにです。
一方、Google・Microsoft・テスラは、全くの新しいものを開発するという逆方向のトレンドを近年押しすすめ、得意のテック事業からAI、そして、ブレインサイエンス(ブレインコンピュータインターフェイス、BCI)の方向へと開発展開の舵をきっています。おそらく向こう10年以内に、AI産業とBCI産業は徐々に一体化し、次世代のBig Techを生み出すのでしょう。
さらにその中でも、どちらかと言うとGoogle・Microsoftは、自社の圧倒的なパワーを持ったプログラマーを駆使したドライサイド(コンピュータアルゴリズム開発)に重きを置いているのに対して、テスラは脳の中に実際にチップを埋め込むウェットサイド、ハード面開発に重きをおいています。
環境問題からくるEV開発推進の風を受けた「アップルカー」や、ウェイモを実際に開発したGoogleといった「再発明企業」がこのままイニシアチブを握り続けるのか、それともテスラ/Neuralinkのような「イノベーション一発逆転企業」が次世代を席巻するのか、見ているだけでワクワクします。