志願者数は立教大が“一人勝ち”、早大の看板学部は30%減 入試改革が分けた明暗
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志願者の増減は、隔年現象(倍率がついた翌年は避けられやすい)もあるので単年度で見てもトレンドは分かりませんが、今回の新入試に合わせて入試改革を行った私立大学については、志願者の増減ではなく、これまでの高大接続を見直し変えていこうという意志が汲み取れるものが多いように思います。
しかし一方で国立大学の入試は、どう変わったのでしょうか?今回の共通テストに変わったことによる国立大学の動きについての記事は、どの程度あったでしょうか。私の知る限りで募集要項のこれまでの「センター試験」の表記が「共通テスト」に変わっただけで、教科も配点も変わっていない事例があります。
今回の入試改革は迷走しましたし、その責任は文科省かもしれませんが、現場側に変えていこうという意志がなければ、いくら旗を振っても世界は変わらないでしょう。その点についてメディアも踏み込んでいただきたいです。
注目のコメント
私立大学の文系学部でも数学の受験は課すべきだと,私は思っています.数学Iを出すだけでもだいぶ違うと考えます.大学生で最も多いのはが私立大学の文系学部の学生であることを考えれば,若い人の数学力(プログラミングやデータサイエンスやAIだって基礎になります)を向上させるためにも,重要な課題のはずです.
一方で,大学経営の問題を考えると「数学の問題を出す!」と思いきれる大学は多くないでしょう.早稲田だから踏み切れた,という側面はあるはずで,全体的に見れば典型的な囚人のジレンマです.
こういうところは文科省が通達を出すべきところかと思っています.早稲田政経の受験者数が減るのは、共通テストの数1Aを必須とする時点で大学側もある程度織り込み済みでしょう。
そもそも、経済学を学ぶのに必須となる数学受験なしで経済学部に入学できるほかの大学がおかしいと思います。経済学の、それも最先端の理論を学ぼうとすれば、少なくとも解析学や代数学、統計学の基礎の素養を身につけておく必要があります。
これまで数学を受験科目にしなかった大学もさることながら、経済学部で数学が必要になることを進路指導できていない高校側にも問題があるように思います。高校は大学に送り込んで終わりですが、学生は大学に入ってからがスタートです。