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21/04/04

資産運用・経済

月1000円積立投資を20歳から70歳まで続けるといくらに増えるのか

お金の預け先を低金利の普通預金や定期預金メインにしている方でも、投資に関心を持っている方は多いです。でも、投資にいきなり大きなお金を回すのはコワい…という声もよく耳にします。
そんな方にこそ今すぐ始めていただきたいのが、長い時間をかけて少しずつお金を増やす長期積立投資。毎月1000円ずつでも、20年で30万円以上貯められる可能性があります。どんな投資か、紹介します。

少額でも長期積立でお金は増やせる

投資と聞くとまとまったお金がある人がするイメージがありますよね。少ない金額を投資したって意味がないと考える方もいるかと思います。しかしまったく、そんなことはありません。長期積立投資ならばお金をゆっくりと育てられるでしょう。

長期積立投資は、10年・20年と長い期間コツコツとお金を積み立てていく投資の方法です。少額であっても、長期積立をすることで少しずつお金を増やして大きな金額にしていけるのがメリットです。
また、積立金は毎月自動的に口座から引き落とされるので、手間がかからない点もいいですね。忙しい方でも取り組みやすい投資といえます。
さらに。価格が下がっている時も上がっている時も毎月一定額ずつ購入することで、平均購入単価を下げる効果が期待できます(ドルコスト平均法)。

例えば、毎月1000円ずつ20年間、投資商品で積立をしたとします。20年間の投資元本は24万円です。この元本24万円を20年間、年利3%で運用できたとすると、20年後は投資による運用益約8.8万円がプラスされ、約32.8万円(税引前)を受け取ることができます。1000円投資でも20年で30万円を達成できるのです。

(金融庁「資産運用シミュレーション」より作成)

仮にこの元本24万円を20年間、0.001%の普通預金に預けていたとしたら、もらえる利息はわずかに48円(税引前)しかありません。
運用によるお金の増え方の違いって、大きいですよね。

さらに、もしもこの月1000円積立を20歳から70歳までの50年間行い、年利5%で運用できたとすると、元本総額60万円が約267万円(税引前)と、4倍以上に増える計算。運用益は207万円になります。

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運用でさらにお金を増やすには?

運用でお金をさらに増やしたいのであれば、投資金額を増やすか、運用利回りを上げるか、積立期間を伸ばすかが必要です。
例えば、先ほどの例で投資金額が10倍の毎月1万円になれば、運用益も計算上10倍の約88万円ですから、元本+運用益は328万円(税引前)となります。

さらに、1万円を30年間年率3%で運用できたとすると、元本360万円に対して受け取れる金額は約582.7万円(税引前)。実に222.7万円も運用で増やせることになるのです。

(金融庁「資産運用シミュレーション」より作成)

投資金額を増やす、運用利回りを上げる、積立期間を伸ばす。このなかで、一番やりやすいのは、積立期間を伸ばすことではないでしょうか。
今すぐ始めていただきたい理由は、毎月の積立額は少額でも、今からスタートしてコツコツ時間をかけることで、お金をさらに増やしていける可能性があるからです。

つみたてNISAを使って投資信託を買うのがおすすめ

長期積立投資に一番適した商品は「投資信託」でしょう。
投資信託は、運用の専門家が投資家たちから集めたお金をまとめて投資してくれる商品です。専門家が投資してくれるからといって、必ず儲かる、というものではありません。しかし、100円、1000円程度の少額から積立投資をすることができます。これならば、長期間続けることができそうですね。

また、投資信託は1本買うだけで分散投資ができるのも特徴。分散投資は、投資で安定した運用実績を目指すための王道ともいえる方法です。
ひとつの投資信託は通常、数十から数百の株や債券などに投資しています。例えば、国内の株に投資する投資信託は「国内株式型」、海外の債券に投資する投資信託は「海外債券型」などと分類されています。
複数の投資先に分けることで、そのなかのどれかが値下がりしても、そのほかのどれかの値上がりでカバーできる可能性があります。運用資金の値動きを安定させる、つまりリスクを下げる効果が期待できます。

投資信託選びのキーワードは「インデックス型」と「バランス型」。
インデックス型の投資信託は、例えば日本株だと「日経平均株価」、米国株だと「ダウ平均株価」といった指数に合わせて値動きすることを目指した投資信託です。シンプルでわかりやすく、比較的低コストなのが特徴です。
またバランス型の投資信託は、最初から国内外の債券、株式などに分散投資してくれてい流投資信託です。自分で分散投資の組み合わせを考える手間もなく、初心者向けです。

また、長期積立投資を今から実践するのなら、つみたてNISAの活用がおすすめです。つみたてNISAは、毎年40万円までの投資で生まれた利益にかかる税金をゼロにできる制度です。

投資の利益には通常、売却時に20.315%の税金がかかります。例えば、100万円の利益が出た場合、通常は20万3150円が税金として引かれてしまいますので、受け取れる金額は79万6850円になってしまいます。その点、つみたてNISA口座で運用していれば、100万円がそのまま受け取れる、というわけです。
最終的な受取額に違いが出てきますので、少額での長期積立投資を始めるなら、つみたてNISAの活用は最優先で考えていただきたいと思います。

つみたてNISAは100円や1000円といった少額からスタート可能。金融庁の定めた手数料などの基準を満たした投資信託・ETF(上場投資信託)のみ購入できるシステムとなっています。つみたてNISAの対象商品は170以上ありますが、金融機関ごとに購入できる商品は異なります。

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手軽にできるポイント投資で投資体験

とはいえ、たとえ少額でも「自分のお金をリスクのある投資信託に預けるのは抵抗がある」という方もいらっしゃるでしょう。そんな方に試していただきたいのが、日々のお買い物でたまったポイントを使って投資商品の購入ができる「ポイント投資」です。

ポイント投資には2つのタイプがあります。
ひとつは、ポイントそのものを擬似的に投資できる「ポイント増減型」。新たに証券口座を開設する必要なく、手軽にスタートできます。NTTドコモ「dポイント投資」、クレディセゾン「永久不滅ポイント」などがあります。
もうひとつは、ポイントを現金化して投資信託などを購入できる「現金購入型」。こちらは、証券口座を開設する必要があります。SBIネオモバイル証券「Tポイント投資」、楽天証券「楽天ポイント」投資などはこちらのタイプです。

特にポイント増減型ならば、元手は買い物などでたまったポイントです(手持ちのお金を投資に回すことはできません)から、気軽に試しやすいでしょう。また現金購入型でも、お金はかかりますが、通常の株式投資などよりも少額からスタートできるようになっています。投資を体験するのにおすすめです。

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まとめ

投資はまとまったお金がなくても、気軽に始めることができます。まずは毎月100円、1000円からでもOKです。コツコツ積立投資を継続することで、少額でもお金が増える感覚を身に付けていただければと思います。

小林 裕子 ひろファイナンシャルプランニング代表 CFP ・1級FP技能士

2008年FP相談業務開始。2014年事務所運営スタイルを金融機関等からの紹介手数料を一切得ず、報酬は顧客からの相談料のみとするフィーオンリーへ移行。「ファイナンシャルプランニングは100人100様」をモットーにライフプランの実行支援を行っている。

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