ダンベルを持たされ「重いだろう。これがお前の肉なんだ」と言われ… 女子陸上日本記録保持者が語る“無月経”の恐怖
文春オンライン
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実際に月経が止まるような状態でも短期の結果が良いこともあって、短期的な成果でも欲しくなってしまう競技者の性もあるとは思います。これは指導者も含めて、とにかく結果を求めて、長期的な視点を持っていても見ないことにして、取引をしてしまう。構造としてはドーピングに似ている部分もあると思います。
スポーツとは何かを考えることでしか、根本的な解決はしないと思います。
スポーツは人生を豊かにするものであって、競い合うけれども、競い合うことが最終的な目標ではありません。アスリートとしての体調管理は当然大切だとは思うけど、理論的な根拠のないものを盲信する指導者はもはや必要ない。
その意味で科学を解らずに指導者になってはならないのだと自分は思う。
小学校低学年だとしても、やはり何故こういうコーチングをすべきかについて、きちんと学んだ上で実施していくようにせねば。
それと正しいと言われていることでも、これはおかしいのではと思ったら自分で根拠を探して確認することも必要だなと考えています。
理論は日進月歩であり、昔正しかったことは本当にすぐに悪いことにまで変わってしまうので。人の身体を壊すように導く言動や圧力は、捉え方によっては犯罪行為と思います。
無月経が良いわけありません。
スポーツ界の常識を見直す必要があります。
人を傷付けるようなスポーツ界に子どもを預けようとは思いません。
当たり前ですが、親も、勝ち負けではなく、子どもの心身のことを考えた言動を取る必要があると思います。
勉強、スポーツともに、勝利至上主義の親や指導者を見かけると辛くなります。
なんとか常識を変えていきたいですね。
新谷選手の今後のご活躍を期待していますし、応援しています。