[ワシントン 1日 ロイター] - 米財務省は1日、アデエモ副長官が金融・経済制裁の見直しに着手したと発表した。同氏は制裁を実行可能で強力な政策手段として用いる必要があると強調した。

財務省の声明によると、アデエモ氏は制裁に詳しい学識者など専門家と会合を開いた。

同氏は「制裁は引き続き政策当局者にとって効果的で有益な手段だ」と指摘し「これらの措置が将来にわたって強力かつ実行可能な選択肢であり続けることを念頭に置いて見直しを行うことが重要」との見解を示した。

会合には元下院議員のハワード・バーマン氏、元国務省高官のポーラ・ドブリアンスキー氏、元財務省高官のアダム・シュビン氏らが参加した。

参加者は米国の安全保障と外交政策の重要な手段としての制裁の役割を確認し「同盟国や友好国との連携が重要との認識」で一致したとしている。