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「スタートアップ」の主役であるソ・ダルミの生き様は素敵でした。日本映画でも、「すばらしき世界」(西川美和監督)、「あのこは貴族」(岨手由貴子監督)など、時代性と普遍性のある作品が生まれています。これからに期待ですね。
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ジェンダーギャップの現在地をテーマに、韓国コンテンツの女性像について書かせていただきました。世界各国で人気を集めている韓国コンテンツの中でどのように女性像が変化しているのか、気になる方も多いかと思いますので、ぜひ読んで頂けますと嬉しいです。



実際に、社会的メッセージを大事にする韓国コンテンツでは、白馬の王子様を待たない今の女性たちが多く描かれています。またそれがグローバル市場で時代性を持ち、世界からの共感を集めています。

ちなみに、おすすめのフェミニズム文学から韓国ドラマなども少し紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
日本のドラマプロデューサーの方もすごく韓ドラを見て参考にしているそうです。「お金のかかり方が違いますよねー」と思わず漏れた一言。韓国ドラマコンテンツを、「ヨン様ブーム」でしか知らない人は、今の韓ドラの進化を見たら驚くでしょう。10年以上前から国家戦略としてのエンタメコンテンツに予算を注入してきた韓国。その実力はアジア初のアカデミー賞作品賞に輝いた「パラサイト」でもよくわかると思います。目のこえた視聴者に鍛えられ、質の良い、面白いドラマがどんどん作られ、グローバルにも競争しているのが韓国の現状です。2010年あたりは日本のドラマとの差をそれほど感じなかったのですが、ここ10年が違うのではないでしょうか。
ラブコメ、エンタメなのに、社会問題がしっかり描かれ、笑わせ、泣かせ、非常に奥が深い。特に進化した女性像と、働く女性の理想の男性像(ケアする男性、料理する男性、しかも守ってくれる男性)というニーズにも応えている。有名な「愛の不時着」や「椿の花咲く頃」などが代表的ですが、「よく奢ってくれるキレイなお姉さん」と言うタイトルのラブコメは、一見年下男性と年上のお姉さんのロマンス。。途中から「わきまえた女」だった主人公が社内の男性陣のセクハラに猛然と反撃するmetooが始まり、目が離せない。その戦いが非常にリアルで一見の価値ありです。「スタートアップ」は、ベンチャーの社長二人は女性で、彼女たちを引き上げるインキュベーターも女性社長です。女性が少ないと言われるITベンチャーの業界で、若い女性が競い合い、夢を追う姿が清々しく描かれています。
最近のおすすめはNetflixオリジナルの「ヴィンツェンチョ」。韓国系イタリア人でマフィアの弁護士という「盛りすぎ?」な設定で、イケメン代表のソン・ジュンギを配役。シリアスかと思ったらコメディ?と驚かせ、またシリアスへの急転直下。毎回笑わせ泣かせ、ジェットコースターのように揺さぶられる作りです。ヒロインは女性弁護士で、仕事ができる、はっきりものをいう女性。悪役も脇役の食堂のおばちゃんも、女性たちは皆あくの強いキャラばかりです。
進化したジェンダー感で女性、男性を描き、エンタメで楽しませつつ、綺麗事ではいかない社会課題をしっかり描く手法が、韓ドラの一番の強みではと思っています。
ハンナさんの安定の論考。韓国ドラマや映画における女性の描かれ方については私も注目していました。とりわけ、この3-5年間で「白馬の王子様」ストーリーからの転換したなと感じています。良作が本当に多く絞り難いのですが、記事で触れられている以外の作品で、最近見たものや、印象が深いものについて以下を推薦しておきます。

・ドラマ「補佐官」「同シーズン2」(2019年)でシン・ミナが演じたカン・ソヨン議員、イ・エリヤが演じたユン・ヘウォン6級秘書
・映画「明日へ」(2014年)の女性陣全員
・映画「国家が破綻する日」(2018年)でキム・ヘスが演じたハン・シヒョン韓国銀行通貨政策チーム長(※ただし、過去の出来事という舞台を活用した女性の役割の再投影という文脈で)

2017年の「太陽の末裔」では、ソン・ヘギョが演じたカン・モヨン医師や、キム・ジウォンが演じたユン・ミョンジュ軍医と軍人男性との対等な渡り合いを描き出しています。この作品はアジアで広く人気を博したこともあり、女性の描かれ方が変化したことが分かりやすくでた作品と思われます。

恋愛物においても、人気を博し、比較される下記2作品における女性の描かれ方の比較も興味深いものがあります。
・「建築学概論」(2012年)でペ・スジが演じたソヨン
・「君の結婚式」(2018年)でパク・ボヨンが演じたスンヒ
この延長線上で、より現代の世相を反映したものとして、「ユ・ヨルの音楽アルバム」でキム・ゴウンが演じたミスまでみると一段と興味深い。

また、時代劇という特殊な環境のなかで描かれる女性には現代へのメッセージも含まれている点もあるのではないかと閑雅ています。時代劇は案外と昔から、現代女性の地位に関して登場人物を通じて様々な課題を投影していたと私は考えています。その代表として一作品だけ挙げておきます。

・「トンイ」(2010年)でハン・ヒョジュが演じたトンイ(※歴史考証上は淑嬪崔氏/スクビンチェ氏の描かれ方は善人過ぎ、禧嬪張氏=張禧嬪/チャンヒビンが悪人過ぎという課題がありますが名作の一つ)
「梨泰院クラス」のチョ・イソ。
たしかにキャリアアップも恋愛もおろそかにしない女性でした。
最初は「変わり者」のように見えたチョ・イソに次第に共感していくのです。

「チョ・イソは、自分の才能や実力を発揮し、愛する男性の成功を全力でサポートするキャリアウーマン。正しくないことにははっきり「これは違う」 と言える、自立した女性像として描かれています」

「現実世界で「白馬の王子様」を期待しなくなった女性たちに共感を得るためにも、作品のストーリーやキャラクターが変化していくことは当然の流れだったといえるでしょう」
この連載について
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