【音楽全史】サブスクの「次」に来るイノベーションとは?
- 「ポスト・サブスク」の時代へ
- 中国発「ソーシャルカラオケ」の威力
- ライブ配信「セッションズ」の革新
- 課金システムにも「美意識」が必要
- 次世代のカギは「原盤権」にあり
- 「着うた」の偉業が教えてくれること
プレミアム会員限定の記事です
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
著者の榎本です。本書はいわゆる音楽業界本ではありません。サブスクが音楽の世界に誕生したのが今から二十年近く前であったように、音楽産業で起きたことは世界の雛形になることが多い。Sonyの盛田昭夫や大賀典雄、あるいAppleのスティーブ・ジョブズのように、音楽産業を推し進めた企業家たちは、いわば人類の未来を創造していました。
このインタビューでは、ポストサブスクの具体例に米中のケースを挙げましたが、ほんの一例に過ぎず、本書ではポストサブスクのフレームワークを事例を交えながら提示しました。音楽産業の歴史を踏まえるならば、それは或いは、人類の未来に近しいかもしれません。しかし本書を七年かけて書いた本意は、答えを手っ取り早く知ろうする世間で大多数の読者層にではなく、自ら答えを創造するヒントを探している少数派の助けになることです。この記事を機に拙著がそうした方に一人でも多く会えるのなら、作家としてこれ以上の幸せはないでしょう。
アーティストはファンとの関係をどうすれば強めることができるか、を考える必要がありそうです。今は自分の届けたいメッセージを伝えるチャネルは色々あります。サプスクチャネルもあれば、ギフティングチャネルもある、あるいは会員制のトークチャネルもある、というような使いわけもできますね。音楽ビジネスは、ファンあってのビジネスです。
マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか