[シカゴ 31日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは31日、共同開発した新型コロナウイルスワクチンの12─15歳を対象とした臨床試験(治験)で100%の有効性が確認されたと発表した。数週間以内に欧米で緊急使用許可を申請する。

治験には2260人が参加。プラセボ(偽薬)を投与されたグループでは18人が新型コロナに感染したが、ワクチンの投与を受けたグループでは感染者はいなかった。副反応は16─25歳の治験で見られたものと同程度だった。

ファイザーのブーラ最高経営責任者(CEO)は今回の結果を受け、 向こう数週間以内に米食品医薬品局(FDA)のほか、他の国の当局に緊急使用許可を申請すると表明。学校の新年度開始前に12─15歳への接種開始が可能になり得ると述べた。

ファイザー・ビオンテックのワクチンはすでに16歳以上への使用が許可されている。