東京五輪人件費「一人1日30万円」 組織委内部資料、実額は非公表
- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
東京オリンピックの会場運営を担う企業への委託費の見積額を記した東京五輪・パラリンピック組織委員会作成の内部資料を毎日新聞が入手した。委託費を積算する際の根拠となる人件費単価は1日当たり最高30万円。組織委はコスト積算のための「参考値」であり、この額を前提に発注することはありえないというが、実際の額は非公表。見えない予算の下、五輪の肥大化が止まらない。【高橋祐貴】
東京五輪は計33競技339種目があり、これを9都道県の42会場で実施する。各会場で観客誘導や報道対応などの業務が必要で、組織委がそうした運営を企業に委託する。
資料は五輪の1年延期が決まる昨年3月より前に作成したものとみられ、観客の入場を制限しない「完全開催」を前提にしている。委託先企業はADKや電通、東急エージェンシー、博報堂などの大手広告代理店を中心に、企業の運動会などを手がけるセレスポなど計9社となっている。
人件費単価は「運営統括」(企業の部長級に相当)を筆頭に…
この記事は有料記事です。
残り1505文字(全文1926文字)
【時系列で見る】
-
五輪「人件費単価」30万円 委託1人日額 肥大化止まらず 実額非公表「積算の参考値」
1114日前 -
五輪「人件費単価」30万円 委託1人日額 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷・スポークスパーソンの話
1114日前 -
パラ聖火、新宿区から 都内ルート、自治体順序変更なし /東京
1114日前 -
盛り上げたい…でも「密」は避けたい 聖火、葛藤の1週間
1114日前 -
全都道府県で採火式 パラ聖火リレー概要発表
1114日前 -
監視阻む五輪マネー 人件費単価30万円
1114日前 -
「盛り上げ」と「感染対策」両立にジレンマ 聖火リレー1週間
1114日前 -
空手五輪代表の植草歩選手、指導者を刑事告訴へ 竹刀で目を打撲
1114日前 -
五輪費用、あれもこれも総額 組織委、実際単価示さず「参考値」
1114日前深掘り -
東京五輪人件費「一人1日30万円」 組織委内部資料、実額は非公表
1114日前スクープ -
群馬の聖火リレー、伊香保温泉石段街から2日目スタート
1115日前 -
104歳の聖火ランナー 毎日1000歩、念願の200m完走
1115日前 -
聖火リレーコロナ対策 「都市部が課題」
1115日前 -
ソフトボール・原田選手の五輪内定祝う 総社市役所に懸垂幕 /岡山
1115日前 -
聖火リレーの一部、到着イベント 長野市は無観客 /長野
1115日前 -
五輪・パラ 豪州競泳チーム、長岡の合宿中止 /新潟
1115日前 -
震災 遺族、トーチに願い /宮城
1115日前 -
聖火リレー 1日目 群馬に希望の炎 /群馬
1115日前 -
聖火リレー それぞれの思い胸に /栃木
1115日前