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2022年度国公立大入試出願状況

2022年度国公立大入試出願状況(2月4日午後3時現在、文科省集計)をまとめたページです。

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#最後の1年

「置かれた場所で咲きなさい」152センチのエースが貫くスタイル

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代替大会を制し、後輩の投手たちと記念撮影する大石華梨(中央)。投手陣の中でもひときわ小柄だったが、頼れるエースとして活躍した=佐賀市健康運動センターで2020年6月21日午後1時41分、尾形有菜撮影
代替大会を制し、後輩の投手たちと記念撮影する大石華梨(中央)。投手陣の中でもひときわ小柄だったが、頼れるエースとして活躍した=佐賀市健康運動センターで2020年6月21日午後1時41分、尾形有菜撮影

 152センチの小さなエースが医療の世界へ進む。ソフトボールの強豪、佐賀女子高3年の大石華梨(かりん、18歳)。新型コロナウイルスの感染拡大の中でラストシーズンを送ったことで、支えてくれた医療界への敬意と憧れが膨らんだ。一度決めたら揺るがない。マウンドを降りてもスタイルを貫いた。(所属、学年は当時)

 同校は今夏の東京オリンピック代表に選ばれた藤田倭(やまと)投手(30)を擁した2006年、全国高校総体を制している強豪だ。不運にも新型コロナで全国高校総体は県大会から中止になったが、昨年6月に開かれた県内7校による代替大会では、前年に敗れていた鹿島高に決勝で5―0と雪辱を遂げた。だが、大石が選んだ道は実業団ではなかった。自らがプレーできたのは医療従事者の支えがあったからだと感謝。毎日のようにテレビで報道される医療現場で懸命に命を守る医療従事者に憧れ、看護師を志すことを決めた。

マウンドを降り、新たな格闘

 向き合う相手は打者から参考書へと変わった。だが…

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