2021/4/1

【國光宏尚】イーロンとジャックの熱狂が、仮想通貨を変える

NewsPicks 編集部
ツイッターのプロフィール変更が、これほど反響を呼ぶ人物はそういないだろう。
2021年1月19日、テスラのイーロン・マスクCEOは、自身のアカウントのプロフィール欄に1行「#bitcoin」と記した(本稿の掲載時点では別の言葉に変更されている)。
この出来事に、ビットコイン市場は即座に反応。それまで円相場で約334万円だった取引価格が、一時387万円まで高騰したのだ。
イーロン・マスク(Photo:EPA=時事)
彼のような有名人の発言が、仮想通貨の価格に影響を与えることは過去にもあった。
ツイッターと決済大手スクエアの創業者ジャック・ドーシーも、ビットコインを支持する言動がたびたび注目されてきた。
しかし、近年その頻度は明らかに増えている。彼らはなぜ今、ビットコインに熱狂しているのか。
2018年にサンフランシスコで仮想通貨・ブロックチェーン特化の投資ファンドgumi Cryptos(グミ・クリプトス)を立ち上げるなど、北米の動向に詳しい國光宏尚氏に背景を聞いた。
単なる投機目的とは異なる、2人の狙いとは。そして、仮想通貨の近未来に大きな影響をもたらすであろう、シリコンバレー「第3の大物」とは。
INDEX
  • 出遅れたシリコンバレーの逆襲
  • イーロンが仮想通貨をエコにする
  • ジャックの新・金融サービス構想
  • ツイッターが生む新たな経済圏
  • ある大物の投資先に注目
  • 今後来る「第3世代」の台頭
  • 仮想通貨はキャズム超え目前

出遅れたシリコンバレーの逆襲