WHOが研究所漏えい説公式否定 コロナ起源解明で
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漏洩説のようなものは、簡単に人心を惑わします。陰謀説や誰かに責任を擦り付けることでは何も解決しないばかりか、分断や差別を生み出します。
それを面白がって拡散する前に、コロナウイルスとは何か、30分でもいいので学べば、この新型コロナウイルスが、バイオテロ兵器のようなものでないことは、すぐにわかります。
コロナウイルスは、風邪としてもこれまでも良く知られており、家畜や野生動物にも感染がみられるのはこれまでも十分に知られていることです。
新型コロナは、SARS-CoV-2という名称で、SARSにとても似ているところから付けられています。今回大流行したのですが、ウイルスとしては今までの延長線上のものです。
感染源の特定のための調査は行う必要はあるにしても、それが蝙蝠であろうと、センザンコウであろうと、それ以外の野生動物にも感染していると思われます。
こうして人間が野生の世界に深く踏み込んだ以上、野生のウイルスは次々と人間に感染しては、ヒトを介してもさらに変異を続けて行くと思われます。
カリフォルニア州では未曾有の山火事が起こっていますが、野生動物はウイルスと一緒に人間界にすでに侵入していることでしょうし、スーパー台風等の災害もその感染を加速するでしょう。
日本の方で、ニュースやネット情報の受け売りで、すぐに根拠もなく中国や韓国を非難する人が見受けられますが、悲しく思います。根拠なくアジア人を差別するアメリカと同じ理不尽で恥ずべき行為だと思います。
コロナに関しては、そういう事態を我々人間が創ってしまったという認識をすることがまず必要で、自分はその責任の一端を負っているという意識が必要だと思います。その上で、今後どうするかは、人類全体で一緒に考え行動する時代なのだと思います。
ペットボトルと使うことも、使わないことも、そういう日常の選択や行動の総和が、私たちの未来を創っています。私たちひとりひとりの覚悟と行動が試されていると思います。
