[北京 29日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェットが出資する中国電気自動車(EV)メーカーのBYD(比亜迪)が29日発表した2020年の純利益は、42億3000万元(6億4375万ドル)と、前年比162%増加した。リフィニティブのデータによると、アナリスト22人の予想は46億元だった。

売上高は22.6%減の1566億元と、アナリスト予想の1487億6000万元を上回った。販売台数は42万6972台で、前年から7.5%減少した。

BYDは、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった直後からマスク製造を開始し、現在はマスクの主要メーカーの一角を占めている。ただ現在の具体的な生産能力は明らかにしていない。

今年第1・四半期の純利益については、販売が上向きになっている点を挙げて、前年同期比77.6%増─166.3%増と見込んでいる。