4月訪米でバイデン大統領を五輪に招待方針
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多数の政府首脳が参加する五輪開会式は首脳外交の舞台であると同時に、参加不参加が政治的な意思表明にもなり「五輪の政治利用」という批判を招くことにもなる(ソチ五輪開会式に米英仏が欠席表明したのが最近の例)、複雑な場面です。バイデン氏の招待には何ら驚きはありませんが、この機会にどのようなバイ会談が起きるか(たとえば日韓)注目しています。
「五輪は開催する」という最終解を固定しているので、方程式はそこから逆算されてしまいます。開催するのだから、聖火リレーはやる、バイデン大統領もお招きする、となるわけです。感染の行方がわからない中、大きなイフクローズの中に置かれたバイデン大統領の本心を聞いてみたい気がします。バイデン大統領は感染にとても気を遣っています。
それはさておき五輪は政治の場でもあります。記憶に新しいのは、北朝鮮が平昌五輪に合わせて、金正恩氏の代理人として彼の妹の金与正氏を韓国に送り込み、韓国・文大統領と会談したことです。突然、アイスホッケーの南北合同チームまで編成することになったりと、五輪を露骨に利用した無理筋外交に世界が驚きました。ここで日米韓の関係にくさびが打ち込まれ、トランプ・金正恩の米朝首脳会談へとつながることになります。
さて、東京はどうなるのか。変異株とワクチン接種の遅れが心配です。