「何かから解放された気持ち」 鶴竜、オンラインで引退会見

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引退会見後に元関脇・豊ノ島の井筒親方(左)から花束を受け取る元横綱・鶴竜=東京都墨田区の両国国技館で2021年3月25日
引退会見後に元関脇・豊ノ島の井筒親方(左)から花束を受け取る元横綱・鶴竜=東京都墨田区の両国国技館で2021年3月25日

 大相撲で24日に現役を引退し、年寄「鶴竜」を襲名した元横綱・鶴竜(35)=陸奥部屋=が25日、オンラインで引退記者会見し、「何かから解放された気持ち」と心境を語った。昨年7月場所から休場が続き、横綱審議委員会から引退勧告に次ぐ「注意」の決議を受けていた鶴竜は、14日初日の春場所に向けた稽古(けいこ)中に左太ももを負傷し、5場所連続で休場していた。場所中の異例の引退表明となったが、23日夜に自ら引退を決めたといい、「体を作り直しても果たして次の場所に間に合うのか。もういいかなという気持ちになった」と決断に至った心の内を明かした。

 モンゴル出身の鶴竜は角界入りを希望する手紙を日本の相撲関係者に送ったことをきっかけに、元関脇・逆鉾が師匠の井筒部屋に入門し、横綱まで上り詰めた。2001年九州場所初土俵から約20年間にわたる土俵人生に区切りをつけ、「悔いは全くない。最後は残念だったが、やれることは全部やれた」と話した。

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