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この問題は、DX推進でもよく見る事象ですね…

例えば
「データ経営を目指して、先ずはグローバルでの経営に関するデータをリアルタイムでダッシュボードで見れるようにしたい」
といった話の際に
「いや、でもうちの役員は、Excelを印刷した資料じゃないとダメなんです…」
など…

そしてその役員向けの社内説明の為だけの資料作成に、多大な工数をかけられており、本来の業務に割くべき時間すら失われる、という現状をいくつも見てきました。

その為に、役員向け勉強会など開催するのですが、なかなか自ら進んでデジタルを活用して下さる方は少ない印象です。

新しいテクノロジーに対して「20代までは積極的に取り入れ、30代で懐疑的になり、40代で否定的になる」という説を聞いた事がありますが、まさにそんな感じがしています。
加えて、日本のCEOは、グローバルのCEOと比較した際に、「最も最新テクノロジーについて自己学習していない」という調査結果もあります。

「デジタル人材がいない」という前に、先ずはマネジメント層からの意識改革も重要だと思っています。
IT介護なんて受けていてはいけません。人生100年時代なのですから、いくつになっても学ぼうとすべきです。以前にThe Updateに出演させていただいた時にも紹介したエピソードですが、90歳に近いコトラー教授は、飽くなき探求心で常に進化を続けています。

私が最初にお目にかかったのは1998年、ケロッグに入学して間もない頃でした。ある水曜日にTA( ティーチングアシスタント、2年生が担当していました)が受け持つ課外授業の一つとして、懐かしのPalmPilot(パームパイロット)の上級者向け活用講座がありました。ガジェット好きだけが集まるマニアックな講義だったので、参加者は10名程度だったのですが、私の隣の席に座っていた60代と思しき男性が、積極的にTAに質問を浴びせかけていたのが印象的でした。TAがひどく緊張しながら質問に答えていたので、講義のあとで「私の隣に座っていた人、一体誰ですか?学生じゃないですよね?」とTAに聞いたところ「それ本気で聞いてるの?まさか、フィリップ・コトラー教授を知らないの?」と呆れられました。もちろん、マーケティングの神様のコトラー教授の名前は当然知っていましたが、まさか学生に交じってTAのセッションに参加して、学生以上に好奇心いっぱいで真剣に質問をしているのが、「近代マーケティングの父」だとは思いもしませんでした。

「神様」と呼ばれてもなお、学び続け、成長しようとする姿勢に、非常に感銘を受けたのを今でもはっきりと覚えています。
「何もしてないのに壊れた、直して」
「いつもと何か違う感じがするがそれが何かは分からない、直して」
IT介護という言葉は始めて聞いたが言い得て妙である。
まさにIT介護度合いが高い企業ほど成長性の足枷になっていると感じます。

ただし、ITに関わっている身からすると、だからこそIT人材は仕事に恵まれていると感じます。理不尽なことはどの業界でも当たり前にあり、その理不尽さ故に仕事が生まれていると逆転の発想をすれば、やはりIT業界は潤っていると思えるのです。

これは独立してコンサルタントとして従事したからこそ感じられることかもしれません。
ITが出来る人は何でもできるんです。

電源ONできる、停電の連絡できる、鍵借りに行ける、地震対策で固定できる、会議室予約できる、ソフトインストールできる、エクセルの再起動できる、プリンターの用紙装着できる、発注できる、ソフトウェアライセンス管理できる、ボールマウスのゴミ取れる。キーボード掃除できる。帰宅時に窓の鍵かけれてブラインド降ろせる、CD-Rやフロッピーディスク買いに行ける、パソコン選べる、書庫に行ける、ケーブル養生できる、掃除できる

オブジェクト指向の勉強できる、スクラムの勉強会に参加できる、ヘッドセットやマイクの良し悪し分かる、暗号化できる、ブロックチェーンの活用アイデア考えれる、チームのシフト編成できる、見積もりできる、リナックスインストールできる、syslog設定できる、Wifiパスワード変えれる、ルーターのPPPoE設定できる、なんか美味しいもの食べる、

Windowsのバージョン調べれる、ノートパソコンにHDMIケーブル繋げてモニターに映せる、電源設定やスクリーンセーバーがプレゼンの邪魔をしない様に気づかえる、ネットワークケーブルを床下に配線できる、延長コード忘れないように思い出せる、スマホの充電忘れずにできる、予備バッテリー貸してあげる、ミントス分けてあげる

なにより、困ってる人に 親身になれる。
IT介護は面白い表現ですね。
リテラシー低い幹部をサポートするIT介護は、良い面もあります。

若手のIT人材は、幹部と会話する機会が少ないでしょう。
そこで、率先して幹部のIT介護をします。
パソコンの入れ替えでデータ移行したり、
アプリケーションのインストールしたり、
Excelの関数を教えたり。
すると幹部との会話が生まれ、時には経営課題の話になり、ちょっとしたITで解決できたりすると、若手のIT人材の株は急上昇。

ようするに、問題をチャンスに変えるのは、気持ちの持ちようってことです。
っていう、15年くらい前の若かりし日々を思い出しました。
「IT介護」こそ機械化したい。
「IT介護士」や「IT保険」が増えませんように。