最終予選を見据えた強化機会 森保監督「レベルアップにつなげる」

韓国戦に向けた練習を見守る森保監督=横浜市内
韓国戦に向けた練習を見守る森保監督=横浜市内

 サッカーの日本代表は25日午後7時20分から、横浜・日産スタジアムでの国際親善試合で韓国代表と対戦する。

 ワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選突破を目前にしている日本にとって最終予選へ向けた貴重な強化機会となる。現在の立ち位置を知るうえでは、実力差のある30日のW杯2次予選、モンゴル戦以上に大きな意味を持つ。

 「選択肢の中で1番強いチームとの対戦を求めている」と話す森保監督は「レベルアップにつなげるすばらしい相手」と歓迎。吉田(サンプドリア)も「最終予選前に、絶対に勝たなければいけないシチュエーションで試合ができるのは大きい」と話す。

 韓国は鎌田(アイントラハト・フランクフルト)が「歴代アジアナンバーワン選手」とみる孫興民(トットナム)ら多くの主力を欠く。定位置奪取に挑む選手には願ってもないチャンスとなる。日本も同様の選手が多く、強度の高い試合になりそうだ。

 国内での日本代表戦は2019年11月のベネズエラ戦以来。「いろんな意味で注目度の高い一戦。韓国戦はどんなときも重要」と南野(サウサンプトン)は闘志を燃やす。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で開催されるゲームを、最大限に活用したい。(奥山次郎)

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