宮城県内で過去最多の人171人の感染確認 仙台市だけで131人
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関東圏や関西圏ほど医療リソースが充実していない地域で、短期間で急激な感染拡大が起こると医療現場は厳しい状況に立たされます。地方になると医療圏にコロナの対応をできる病院が1つしかないといった場合も多く、負担が1か所に集中しやすいためです。
宮城県のホームページを見るとPCR検査数と陽性者数が相関しているように見えるため、「検査数を増やしているから感染者数が増えているのではないか」と思われるかもしれませんが、現場の感覚としてはむしろ逆です。
「感染者が増えているから、検査前確率が高いため検査の閾値を下げる(つまり、あまり感染を疑っていない人にも検査を行う)必要があり、検査数が増える」ということになります。
また、しばしば「感染者数が増えているように見せたいから、検査数を増やしている」といった陰謀論がありますが、もし仮にそうだった場合には検査陽性者数/検査者数であらわされる『検査陽性率』は下がるはずです。宮城県では最近の検査陽性率は8~9%と高い水準になっており、むしろまだ診断されていない「潜在的な感染者」が多いことを示唆しています。
https://www.pref.miyagi.jp/site/covid-19/05.html
注目のコメント
1.
どうして感染者数が急激に増えたんだ?というコメントがありますが、そもそも感染拡大は足し算で増えるメカニズムではなく、指数関数的に増えるメカニズムです。
指数関数的な変化については、昨年11月にこちらの記事にコメントしています。
https://newspicks.com/news/5400233/?utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid5074899&utm_source=newspicks&utm_medium=urlshare
緊急事態宣言の有無に関わらず、基本的な感染対策を個々人が行わないと感染拡大に繋がってしまうのですが、解除=開放と勘違いしている人が多いのではないでしょうか。
仙台の様子はわかりませんが、身の回りを見ると、何のためにマスクをするのか、理由をわかっていない人が多いですね。
ソーシャルディスタンスを意識していない、マスクをしていない、マスクをしても接近して喋る人が増えている。
2.
AはBである、BはCである。
したがってAはCである。
・・果たしてそうでしょうか?
こうした三段論法は、直感的に正しそうに感じますが、必ずしもそうとは限りません。
Go To事業と感染拡大の因果関係は証明されていないにも関わらず、手近な解決策を前提とした三段論法で「ほんまでっか」と信じてしまう。結論ありきの論理に納得してしまうと、その論理も合っていると錯覚してしまう。そうでありたいという論理なら尚のこと。
https://kahoku.news/articles/20210324khn000011.html
こちらの記事も、よくよく見ると、結論ありきの論理だと気づくはず。
記事のツギハギに気がつくためには「ちょっと待てよ」と踏み留まり、深く考える。「批判的思考」が必要です。そりゃ、大変や!と思って、東洋経済オンラインで確認したら、重傷者数はたったの2名です。。。
もちろん、これから急増するかどうかは分かりませんが、単純に陽性者数が増えただけで、そこまで騒ぐほどの事ではないのでは?
もし、これで重傷者数が陽性者数と比例して増えないようであれば、むしろ弱毒化していっているとも言えます。
何故、あわせて重傷者数も言わないのでしょうか?
ニュースとしてのインパクトが薄れるから?