[22日 ロイター] - 米マイクロソフトが対話アプリ運営のディスコードを100億ドル超で買収する案について協議していると、ブルームバーグが関係筋の話として報じた。

報道によると、ディスコードは複数の買い手候補と接触しており、マイクロソフトはその1社。関係筋の1人は、ディスコードが身売りよりも株式公開を選択する可能性のほうが高いと述べたという。

オンラインメディア「ベンチャー・ビート」はこれより先に、ディスコードが身売りを模索しており、ある買い手候補と最終段階の協議を行っていると伝えていた。

マイクロソフトとディスコードは現時点でロイターのコメント要請に応じていない。

ディスコードはゲームや討論、バーチャルパーティーなどのグループ活動に利用されている。昨年12月時点での評価額は約70億ドルだった。

ゲーム機「Xbox」を手掛けるマイクロソフトはゲームのラインナップ強化に取り組んでおり、昨年にはゲーム開発会社のゼニマックス・メディアを75億ドルで買収した。

ソーシャルメディア・プラットフォームの買収も模索しており、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は2月、マイクロソフトが画像共有サイトのピンタレストに関心を示していると報じた。