ZARAを脅かす中国発ファストファッション「SHEIN」 米国の若者から圧倒的支持を集めるワケ(一)
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シェインは中国南京市に本社を置く中国系のファストファッションECです。
2008年に創業した同社のことは最近まであまり知られていませんでしたが、2020年11月時点で世界220の国および地区において衣料品や化粧品をECで製造販売するほどの成長を遂げています。
サウス・チャイナ・モーニング・ポストによると同社の2019年売上高は28億3,000万ドルで、「誰でもファッションの美を楽しむことができる」を社是に、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、中近東を中心とした若い女性をターゲットにトレンドのファッションを圧倒的な低価格で世界中の消費者に直接販売するD2Cモデルです。
商品カテゴリは、レディース、プラスサイズ、メンズ、キッズ、ビューティなど多岐に及び「毎日新しいスタイル1,000点を投入する」がキャッチフレーズとなっています。
同社がD2Cモデルに転換したのは2014年で、SHEINというブランドを立ち上げ、自社ECとアプリでの営業を開始しました。
2019年には世界200以上の国および地区をカバーし、1日の出荷量は300万点を超えております。
中国には10,000㎡の倉庫がありますが、オーダー後は商品によって中国、ニューヨーク、カリフォルニア州などから出荷されており、中国出荷だと2~4週間はかかりますが、アメリカ国内からだとすぐに配送されるとのことで、提携工場が中国以外にもあり、そこから直接出荷しているようです。