世界トップ研究者を教員に!東大が始める新制度の中身
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国外の大学でもこのような取り組みが導入がされつつあり,東大も是非大いに活用してほしいところです。技術の進歩により,オンラインでもまさにライブで授業を受けている様なの臨場感を感じることができます。例えばハーバードビジネススクールではオンライン授業専用のスタジオを整備しており、世界中に散らばった学生に教授が活発なディスカッションを交えながら授業を進めていきます。成功の鍵はエンゲージメント。いかに学生も活発に議論に参加するかという点です。そうでなければ録画を見ているのと同じなので。東大の学生に語学力と積極的に議論する素養があれば、価値の高い試みになると思います。
注目のコメント
各国の大学がコロナ禍への対応に苦心しています。たとえば、留学生の授業料、大学スポーツ等の収入に頼るような海外大学のビジネスモデルは、その収入の多くを失うことになっており、変革を強いられています。日本の大学は、幸い、そのような状況には陥っていませんが、ポストコロナを見据えて大学の国際戦略を進めていく必要があります。
今回新たに創設した「Global Fellow」は、海外の大学、研究機関の研究者がオンライン(リモート)で、東京大学の講義を担当したり、研究やゼミの指導をしたり、研究プロジェクトに参加したりと、本格的に東京大学の教育や研究に携わってもらおうという仕組みです。
このような仕組みを上手に活用して、世界第一線の研究者にデジタルで東京大学の教育研究活動に関わってもらい、学生の皆さんに一層魅力的な学びを提供できるよう取り組んでいきたいと考えています。教育も研究もオンラインに切り替わりキャンパスにほとんど足を踏み入れない日々が続き、あれ、大学教授ってキャンパスにいないと何か困ることあるんだっけ?と考えはじめたのが東大経済学部の先行事例のきっかけでした。次に考えたのは、グローバルに事業を展開している日本企業の社員には東京の本社に一度も来たことない人がいるはず。企業はそういう人とどうやって雇用契約結んでるんだろうかということ。大学内の前例を調べてもまったく参考にならず結局、教員が手分けして知り合いの企業の人事部にヒヤリングして契約の仕方を教えてもらいました。改めてグローバル企業ってのはすごいノウハウもってると感心しました。大学は企業とは違う組織だから、とよく言われますが、もちろん違いはありますが雇用の契約なんて大学も企業も違うはずない。違いを探す前に共通部分を探して企業を見習うのが賢い。これが今回学んだことです。
記事の舞台裏はこんな感じでした。企業の方々からすれば呆れかえるような、のんびりした話なのかもしれません。しかし大学を変えるには、抽象論をいくら語ってもだめで、こうやって地道に実績を積み上げ、ひとつずつ結果を出していくしかありません。東大経済学部が今回招聘したお2人は、小島さんのコメントにあるように、ほんとにすごい研究者です。教育も研究も大きく変わると期待してます。東大経済学部でお迎えしたグローバルフェローのお二人は本当に本当にすごい人たちですよ!マジでご期待ください。宣伝ですけど、東大マーケットデザインセンターでは、フェローの一人である鎌田雄一郎先生にもオーガナイザーとして参加いただいて、来週国際ワークショップやります:
https://www.mdc.e.u-tokyo.ac.jp/2021/03/05/mar2021workshop/