グーグル、7千億円超投資 21年米拠点、1万人雇用へ
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桁違いの投資額。公共財を提供する社会的な存在へと変わったGoogleは、自らが求められている社会的役割をしっかりと理解しているように感じる。
さて、オフィスの重要性を理解しているGoogleサンダー・ピチャイCEO vs. リモートワーク恒久化宣言のTwitterジャック・ドーシーCEO みたいなコメントを蛯原さんがされていますが、両社で勤めた経験がある自分からすると、ちょっと誤解を招くコメントかな、と思ったので一言。(私もピチャイのステイトメントを読んでの個人的な印象ではありますが..)
Googleは従前からWFH(在宅勤務)やOoO(オフィス外)で働くことに関して柔軟な運営を行っています。それで十分に済む業務を遂行する上では、オフィス出勤を強制することはありません。ただし、オフィスという共有空間で、人々が集ってコミュニティを創るという地理的な求心性をベースにカルチャーを醸成することに関しては、その重要性を重視しているということです。そして、それはTwitterでも重視されていることです。Twitterの各拠点オフィスは、そのような思想の下、開発・運営されています。
個人的には、両社ともに、拠点展開を行うにあたって、同じ組織に属する人間が物理的に求心性を持って集う場所を持ち、必要に応じて集まっては散じるような場所を重要視しつつ、日常業務はリモートで十分というスタンスを取っているのではないかと思うのです。つまり、実は企業運営としての最終的あり姿というのは、GoogleもTwitterも同じですが、入り方(アプローチ)が違うとも言えます。
日本で「ほらやっぱりGoogleだってオフィスは必要」と言ってるじゃないか!と短絡的に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、「オフィス」のあり方自体の再定義をこうした企業はCovid-19以前から実践し、さらに加速している、と言い換えることが出来るのではないかと思います。対面で集いコラボしてコミュニティを創るのがGoogleのカルチャーだからシリコンバレー外のアメリカ各地に1ビリオン投じてオフィスを作り人を雇う、リリースにそう明確に書いている。ワクチンあっての事、ピチャイの、例えばリモートワーク恒久化宣言したTwitterドーシーとは真逆のステイトメント。
Google、2021年 単年にして米国だけで7600億円規模のデータセンタ、オフィスと一万人の雇用とは...コロナ禍で利益が出てるとはいえ、投資規模が桁違いですね。
GAFAクラスには中途人材も諸手を上げて殺到するでしょうし、強い企業にはますます優秀な人材が集まる構図。
じきに日本にもこの波が押し寄せて来るでしょうね。