変化する「リーダー像」にどう対応するか
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人は概念よりも事例、もっと言えば「顔」が見えるとさらに身近な問題として感じやすい傾向があります。都議会のドンこと内田さんの顔が見えたことにより都知事選の潮目も変わりましたし。
そういう意味で、森元会長の功績(?)はジェンダーギャップについて日本でも広く議論される機運を作ったことだと感じます。今回はリーダーシップについてお話しましたがやはりビジネスモデルによっても求められる人材は違うんでしょうし、その中では旧来型の男性社会(=ホモソーシャル)に最適化したようなリーダーは今後マイノリティになっていくのではないか。そんなことをお話しました。クリエイティブリーダーのあり方はMITメディアラボを牽引されていたジョン前田さんが10年近く前から言われている特徴が参考になると思います。どれも納得がいきますが、世の中の実装には時間がかかっていそうです。
https://www.ted.com/talks/john_maeda_how_art_technology_and_design_inform_creative_leaders/transcript?embed=true&language=ja#t-838286
(12:43辺りに表があります。でも話は面白いのでお時間のある方は全部聞かれてもいいと思います。9年前のプレゼンですが、まだ面白いです。)リーダー像はこういうロールでなくてはならない、一番の前線で全て自分がやらねばならないといったイメージの中で、かつての自分もいたと思います。
このイメージでなくてはならないリーダー像は当時は無意識でもあったのですが、自分の枠のイメージに縛られていました。
でもこの縛られたイメージになっていることに気づかせて下さったのは、お客様であったり、周囲の先輩やメンバー皆さんからの率直なフィードバックからでした。信頼ある周囲からのフィードバックで気づくようになり、頼ってもいいのだ、人ともっと協業して達成できる枠を拡大していければいいのだと思うようになりました。
書かれているように、今や変化の激しい世の中で情報は無限にあり、その時の正解も早いスピードで変わるという中、リーダーであっても一人の人間ですから、完璧なわけではありません。全て完璧な人も中にはいますが、大抵は皆失敗しては振り返り改善し繰り返して、学びスキルをつけているわけです。
人と人とのコラボレーションやサポートにより補完されても、いいわけでそれこそ周囲の巻き込み力が必要とも言われますが、リーダー像も多種多様色々な像があって良いのだと思います。またリーダーもメンターする側だけでなく日々逆メンタリングから学ぶことも大切ですね。