H&M、客のサステナブル行動にポイント付与する制度を導入へ
コメント
選択しているユーザー
マイバッグを持参、古着回収サービスに衣類を持ち込んだ場合、サステナブルな素材を用いた商品(グリーンタグ付)の購入でポイント還元とのこと!
注目のコメント
マイバッグ持参、古着回収に対するポイント付与(インセンティブ付与)は最近よく聞きますが、サステナブルな素材を用いた商品でもポイントが溜まるというところは新しいですね。
H&Mはサステナブルな素材を積極的に採用していますが、それでも今は割合が57%程度であるためタグの色だけで区別がつくような状態です。
しかし、いずれ先進的な事業者は、全ての素材が何らかの形でサステナブルに配慮するような形となるでしょうから、そうなるとタグには「サステナブルか否か」ではなく「どれくらいサステナブルか」が可視化された状態で表示される必要があり、その度合いに応じて得られるポイントも変わってくる仕組みが出てきそうです。H&Mは、H&Mのロイヤリティプログラム「H&Mメンバー」に向けて、サステナブルなアクションを促進するConsciousポイント(コンシャス・ポイント)を3月25日より導入すると発表しました。マイバッグの持参、古着回収サービスへの衣類の持ち込み、サステナブルな素材から作られた商品(グリーンタグ付)の購入など、メンバーがサステナブルな行動・選択をした際にポイントが付与される仕組みとなっています。
サステナブルという意識は、感度の高い人から広がりやすい。大きな行動変容を生むためには、アパレルのような業態が仕かけるのがわかりやすい。マイバッグ持参は何十年も前からヨーロッパのスーパーで広がっていたが、リサイクル収集について、店舗網活用はアパレルを超えて広がる可能性がありますね。ポイント付与については、企業ごとの囲い込み戦略と重なるところがあるので、企業間、企業と行政の連携が進むかが、今後のカギになるかもしれません。